9月18日~19日 南アルプス 北岳
今回は新人のSさんにテント泊の山行を経験してもらおうとY氏と私の3人で北岳に行ってきました。 9月18日(土) つくばを前夜10時に出発し、芦安に1時前に到着。乗合タクシーに乗るのに便利な場所に駐車し、仮眠をとった後、タクシーで出発する。 広河原発、6時。長いつり橋を渡ると別な世界が始まる、と思いきや 中高年の登山ブームと山ガールの流行で、すごい人だ。しばらくは樹林帯の登り。私たちは荷物が重いのでゆっくりと歩き始める。途中急坂コースとの分岐に出会うが、私たちは大樺沢にルートをとる。 1時間ほど歩くと今度は明るい川沿いの道に出る。石がごろごろしている河原の登りだ。ここから八本歯ノコルまで見通せるが、ずっと人の列が続いているのが見える。 8時50分、二股にさしかかる。少し休憩を取った後、白根御池へ向かう。この時間この道を通る人はほとんどいない。木の根が張り出していて少し歩きにくい。 9時半、白根御池到着。今日の行程はこれでお終い。テントを張って昼寝をしたり、あたりをぶらついて過ごす。おかげで日ごろの疲れもすっきりとれたようだ。夕方になるとテントサイトはいっぱいになっていた。小屋も大盛況だ。 9月19日(日) 1時ごろからテントの周りではクライマーたちの足音が聞こえたが、私たちは3時に起床し、3:40出発。二股までは昨日通ってきた道を逆に行く。途中がちゃがちゃと音を立てて急ぐクライマー集団に抜かれる。いまごろ急いで行ったってどうせ順番待ちの最後につくだけなのにと思いつつ私たちはゆっくり歩いていく。 二股から八本歯ノコルを目指す。沢沿いのガレ場を淡々と登っていく。さきほどのクライマー集団が早々と休んでいたので今度は私たちが抜いた。 去年登ったバットレス。まだ暗くてよく見えないが、人影らしいものが動いている。 5:30、間伐材を丸く削って作られたはしごをいくつか越え八本歯ノコルに達する。明るくなって、4尾根にクライマーが取りついているのが見えてきた。順番待ちをしている人も大勢いる。 稜線に出ると風が強くなって寒くなってきた。雨具や防寒具を着こんで対処する。間ノ岳が真近に見えた。富士山もぼんやり見えてきた。 7時、いよいよ北岳の頂上に立つ。すごい人だ。白根御池から登ってきた人はそれほど多くはなかったから、たぶん前日北岳山荘か肩の小屋に泊まった人々だろう。しばらく写真を撮ったり