登山用ストーブの今昔

最初に買ったストーブはフォエブスです.古い人の中には登山用ストーブのことを「ブス」と呼ぶ人があると思います.その語源になったほど,当時たいへん普及した製品です.元はオーストリア製なんですが,私が買ったのはたぶん東南アジア某国へ工場を移した直後だったため性能が安定せず,困りました.それで,1977年にColeman Peak Iに買い換えました.残念ながらフォエブスはもう捨ててしまい,写真もありません.

Peak Iはフォエブスより小型であり,余熱が簡単で,少し便利でした.ところが,どこからか燃料が漏れて火ダルマとなり,あわや大惨事ということが少なくとも2度ありました.そのため,1985年にEPIガスへ乗り換えました.ガスは燃費が高いですが,軽いうえに扱いがたいへん便利なので,とくに単独行のときはそのありがたさが身にしみました.

EPIガスのバーナーには各種タイプがあります.私のはBACK-PAKKER(PACKERではない)という比較的初期の品物で,EPIガスの中ではコンパクトなほうです.ケースの蓋が風防兼汁受けになっていますが,ほとんど使ったことがありません.

その後,さらに軽くてコンパクトなSnow Peak Giga Power Stoveに替えて現在に至ります.



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