2019年8月16日 マッターホルン(4478m)ヘルンリ稜ガイド登山 ソルベイ小屋(4003m)

朝4時、地元ガイドと登る登山者、他の地域のガイドと登る登山者、ガイドなしの個人登山者の順で出発するというのがヘルンリ小屋のルールで、YYが一番早い組で出発するのを見送った。私とガイドのバンディはどうせ渋滞してるからゆっくり出発しましょうということで5時ごろに小屋を出た。

小屋から5分ほど行ったところに最初の壁があり、私たちが到着したときにはまだ順番待ちの列ができていた。ひとりの女の子がそこで滑落して、指を切ったため、登頂を断念した。

これは前日の写真。右のクラックを登っていくが、金属の足場が
付いている上に、太いロープがぶら下がっている。

これも前日の写真
下って来る人、下見に行く人が見える

暗がりの中、ヘッドランプの明かりを頼りにどんどん高度を稼いでいく。ガイドが杭や岩角にロープを巻き付けてビレーをとりながら、細かいスタカットで登っていく。感覚的にグレードは3級程度なので、難しいところは特になかった。ただ、今回私たちはソルベイ小屋までと決めていたので、ゆっくりしたペースで、特に息切れすることもなく、途中休憩をとりながら登ったので、そう感じただけかもしれない。先に登った人たちはたぶんガイドに急かされながら、必死に登っているのだろう。

マッターホルンから見るご来光

前日のモルゲンロート

途中、朝日が昇ってきた。私たちはきっと前日、町から見えたモルゲンロートの中にいるんだろうと思うと感慨深い。

感慨に浸りながらしばらく登り続けていると、上からチャオと声をかけられた。見上げるとそこにマイケルがいた。え~何で??と思ったらYYもそこにいて、太ももが痛むので登るのを断念したとのこと。丁度そこはソルベイ小屋。私の今日の目的地でもあった。
ヘルンリ小屋を出てから2時間15分。この調子で行けば登頂できたのに、アイゼンのない私はそれ以上は行けない。

ソルベイ小屋

 悔しいけど、ここでおしまい

あとちょっとなのに

下山開始
右上はソルベイ小屋
青いザックが私

太いロープを掴んで下降

トラバース

10時前にヘルンリ小屋に到着。ケーキをつつきながら乾杯する。

ガイドたちに私たちは年を取りすぎているので、もうリベンジするチャンスはない!と言ったら、以前登ったお客さんで75歳のおじいさんがいたよと励まされてしまった。
またお金を貯めて、来れたらいいなあ!来たいなあ!










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