谷川岳 一ノ倉沢南陵

少し前になりますが、9月23日に谷川岳、一ノ倉沢南陵へ行ってきました。
3連休中日で、天気も良かったので多くのパーティーで混雑していました。

一ノ倉沢を望む
一ノ倉沢についたのは5:30ごろで、薄明るくなってきていました。
ガスが立ちこめていてなんともいえない威圧感があります。

アプローチ
 目標の南陵に向けて沢を登っていきます。

沢筋をそれてヒョングリの滝を高巻きます
高巻きの途中で南陵がよく見えました。絶景です。
ガスはきれて晴れて来ましたが、これはこれで威圧感があります。

谷へ下降
ヒョングリの滝を高巻いた後は懸垂下降で谷へ降ります。
ここからテールリッジへ入ります。

テールリッジへ
登ること自体は難しくないけれど、落ちれない緊張感があります。

テールリッジを振り返る

先行パーティを待ちながら準備中
南陵テラスには8:30ごろ到着しました。
途中、岩がぬれていて緊張する場面が何度かありました。
あと、体力がかなり落ちていることに気づきショックでした。
南陵テラスでは何パーティーか順番待ちをしていました。

中央稜も何パーティーか取付いている

登攀開始
1ピッチ目はバンドに出た後のチムニーが難しかった。
なかなか離陸できずに悩みました。

2ピッチ目は問題なく
2ピッチ目は問題なく登りきれました。

3ピッチ目は徒歩
3ピッチ目は草付きを歩いて4ピッチ目の基部に移ります。

4ピッチ目の基部
渋滞していてしばらく待ちました。

4ピッチ目
4ピッチ目は短いフェース。
写真のハングしてるところを左から巻いて少し登ると終了点がありました。
ロープもあるので少しのばして安定した場所で終了。

4ピッチ目終了点
ここでもかなりの間待ち。1時間近く待ったと思います。
風も出てきて結構身体が冷えました。

待ってる間に大仏発見
4ピッチ目終了点からは残置支点に導かれて谷沿いに登ると間違ったルートみたいです。
6ルンゼを下降中のパーティーに支点に惑わされずリッジに出ろとのアドバイスをいただき、馬の背リッジに出ることができました。

馬の背リッジを登る
馬の背リッジは快適に登れましたが、
6ピッチ目の終了点までロープが足りず、途中でピッチを切りました。
ここの支点は貧弱でとても怖かったです。
写真の一番上の人が南陵の終了点、真中の人が6ピッチ目終了点、その一段下がピッチを切った場所です。

最終ピッチは濡れていて手がツルツルしていましたが、
なんとかA0せずにトップアウトできました。

6ルンゼを懸垂下降
登り切ったら休む間もなく下降します。
6ルンゼを数ピッチ下降し、4ピッチ目の終了点から登攀ルートにでました。

先行パーティーが南陵テラスに
南陵テラスにつく頃には薄暗くなっていました。

ヘッドライトで下山
南陵テラスからも懸垂下降を繰り返してなんとか下山しました。

アプローチと下山での体力消耗が激しかったので、軽量化と体力作りが課題です。

岩は快適に登れてとても充実していました。

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