秋田駒ケ岳(2007/8/25-26)

岩手へ来て1年半にして始めて岩手県外の山へ登りました.25日は一日中雲ひとつない天気で,遠くの山もよく見えました.


最高峰の男女岳から見た阿弥陀池とその周辺(14mm相当の広角レンズで撮影). 右手にあるピークが男岳で,その先に鳥海山が見えます.

男岳のピークと鳥海山です.鳥海山にはまだ雪が残っています.そういえば,鳥海山にはまだ登っていません.

阿弥陀池のほとりに建つ避難小屋(向かって左)とトイレ(右)です.どちらもしっかりした建物です.

25日は夕方になっても雲がほとんど無く,単に地平線に太陽が隠れるだけというそっけない日没でした.もう少し雲が出て赤く染まってくれないと絵になりません.左のほうにうっすらと田沢湖が写っています.

25日の夜は有名な大曲の花火大会でした.秋田駒ヶ岳からは40km以上離れていますが,望遠ズームを目いっぱい伸ばして(400mm相当)撮影を試みました.三脚に固定しても風でぶれるので苦労しました.計算してみると,ここに写っている花火の直径は約500mでした.こんなに離れていても花火の音がときおり風に乗って聞こえます.でも,目に見えている花火とは全く同調していません.なにしろ,約2分前の音が聞こえるわけですから.なお,背景には鳥海山が写っています.

26日は前日と打って変わってガス巻く朝となりました.晴れていればこの方向に岩手山や日の出が見えるはずなのですが.

この山は春山シーズンに来ると楽しそうだと考えながら帰ってきました.

コメント

  1. 花火の直径って500m程なんですね。はじめて知りました。
    それにしても、きれいな花火の写真ですね。以前、土浦花火大会に行って花火の写真を撮ろうとして上手くいかなかったのを覚えてますが、やっぱり難しいんですね。

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  2. その日の夜のニュースで大曲の花火大会の模様を見ました。非常にレベルの高い花火大会だそうですね。
    夜望遠でよく撮れましたね。本当にきれいですね。

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  3.  この500mの花火はとくに大きいものですが,さらに大きな約700mのもありました.おそらく三尺玉とか四尺玉とか呼ばれる特大の花火だと思います.
     花火をきれいに撮るには三脚が必須です.ISO100,絞りF8くらいで数秒間露出します.花火が開ききってからシャッターを押すのではなく,打ち上げられたらすぐ押します.そして,その花火が開いて消えたらシャッターを閉じます.
     もうひとつ必要なことは,たくさん撮影して良く撮れたものを選択するという作業です.花火は上がってみないと(つまり,写してみないと)どんなふうに写るかわからないからです.
     さらに,もし色温度を手動で変更できるデジタルカメラだったら3000度くらいに設定してみてください.花火は炎なので肉眼で感じる以上に赤みを帯びています.カメラはそれを忠実に写すので,肉眼で白く見える花火は赤っぽく写り,青色系の花火はいまいち鮮やかに写りません.色温度を低く指定するとそれが補正されます.
     秋田駒での撮影では街の明かりと鳥海山を写し込みたいので10~20秒間露出していました.街の明かりも入っているので色温度は補正していません.超望遠撮影では「ぶれ」が大敵なので,ぶれないようにあらゆる手段を講じましたが,風が強かったので一部はぶれてしまいました.全部で140コマほど撮って,まあまあ見れるかなというのが25コマ程度でした.

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