後立山連峰縦走(7/25-28)

7月25日から28日にかけて、後立山連峰の縦走をしてきました。
初日(25日(水))
八方尾根駐車場=(バス)=猿倉-白馬岳村営頂上宿舎(テント泊)
八方の駐車場まで車で行き、そこからバスに乗りかえて猿倉に向かいました。
猿倉に到着したのが朝6時半頃でした。猿倉からしばらくの間は曇り空でしたが、雪渓に取り付いたころから雨が降り始めて、雪渓の終わりごろには、完全にガスに覆われて、風が強くなり、まっすぐに立っていることが難しいような状況になってしまいました。


                  白馬の雪渓、怪しい空模様 。。。


なんとか白馬岳頂上宿舎に着きましたが、その日はこれ以上の回復が見込めないとのことで、予定の天狗山荘まで行くことはあきらめて、白馬岳頂上宿舎に停泊することにしました。テントを設営後、白馬岳に登頂しましたが、視界はほぼゼロで何も見えませんでした。その晩は大荒れで、テントが飛ばされるくらいに風が強く、寝ていると顔の目の前に天井が迫ってくるほどにテントがゆがんでしまう状態でした。結局、テントのフレームが2本ともひん曲がってしまっていて、ロープが1本切れていました。




2日目(26日(木))
白馬岳頂上宿舎-杓子岳-鑓ヶ岳-天狗山荘(テント泊)

天候は相変わらずでしたが、天候は徐々に回復すると聞いたので、とりあえず前日の目的地の天狗山荘までは行くことに決め、テントを撤収して出発しました。前日テン場にはテントが6~7張りほどありましたが、結局その日は、私を除くパーティのほとんどが撤退か停滞という状況でした。
白馬三山を縦走しましたが、視界が数メートルという状態だったので、どういう山なのか良くわからないまま、ただただ風に飛ばされないように気をつけながら歩いていました。なんとか天狗山荘に着き、かろうじてテントを設営し、その日はずっとシュラフに入ってラジオを聴いていました。その晩も風は強かったのですが、夜半には雨はあがりました。






3日目(27日(金))
天狗山荘-天狗ノ頭-不帰ノ嶮-唐松岳-五竜山荘(テント泊)

朝テントから外をのぞくと、目の前に雲海が広がっていました。頭上には雲ひとつなく、前日までの天気が嘘のようでした。ご来光を浴びながら、朝食をとっていると、天候が回復してくれたことが嬉しくて涙が出そうになりました。

                 テントからのご来光。感動です。。。
                 剱岳方面を望む                   不帰ノ嶮

昼には五竜山荘に到着し、ひと休みしてから五竜岳に登頂しに行きました。翌日の行程は五竜岳を経由する予定だったので、五竜岳に登頂する必要はなかったのですが、翌日から天気が下り坂だという天気予報を聞いたので、天気が良いうちに登っておきました。

                 五竜山荘テント場から望む五竜岳


4日目(28日(土))
五竜山荘-唐松岳-八方尾根=(ゴンドラリフト)=八方尾根駐車場

朝テントから顔を出すと、いつ雨が降り出してもおかしくないような空模様でした。目の前の五竜岳は黒い雲に覆われていました。
その日の行程の五竜岳~八峰キレット~鹿島槍が、今回の山行で一番楽しみにしていたルートでしたが、その日から次の日にかけて天候が悪化するのは確実で、ここまでに既に2日目に予備日を消化してしまっている状態だったので、あきらめて下山することにしました。前日のうちに五竜岳に登頂しておいて正解でした。

                   八方尾根から五竜岳方面を振り返ると。。

最寄の遠見尾根から下山することも考えましたが、唐松岳まで戻って、八方尾根からゴンドラで下山しました。昼前には下山して、16時ごろには帰宅できました。


今回の山行は、とにかく天候に恵まれず、せめてもう一日だけでも晴れていてくれればという思いに尽きます。まさかここまで梅雨明けが延び、天候が悪化するとは、予想していませんでした。
縦走をするのなら、やっぱり晴れ空の下、彼方の山々と稜線を見ながら歩きたいですね。

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