昔のポータブルGPS

最近ではGPSが山の道具として普及しつつあります.職場の古い備品を探っていたらSONYのIPS-360というGPSが出てきました.取扱説明書には1991年と書いてあります.おもしろいので最新機種と並べてみました.左が私物のGARMIN Legend Cxです.
 IPS-360は単三4本で2時間動くそうですが,Legend Cxは単三2本で28時間動きます.IPS-360は衛星を同時に4機しか受信できませんが,Legend Cxは12機同時受信できます.IPS-360は緯度経度を数字で表示するだけですが,Legend Cxは別売の日本地図が入れてあり,全国どこでも道路や10m間隔の等高線が表示できます.念のため書いておきますが,これはSONYが悪いわけではなく,17年間の技術進歩というのはこんなものだということです.むしろ,1991年当時にこれだけのものを作っていたSONYはたいしたものだといえます.だからといって,山へ持って行く気にはなりませんが (^^;
 中央は仕事のため買ったGARMIN GPSmap 60CSxです.アンテナの飛び出したデザインが邪魔ですが,その分高感度なので許せます.

コメント

  1. 17年前に今と比べてもそん色ないサイズのハンディGPSがあったんですね。驚きです。確かにおっしゃるとおり、17年の技術進歩は、携帯電話などの進歩に比べるとたいしたことない気がしてきますね。もっとも市場のニーズがあればもっと進歩のスピードは上がっていたのかも知れませんが。。
    私は比較的最近の登山道具しか知らないので、とても新鮮でした。他の道具の進歩も見てみたいです。

    返信削除
  2. いえ,遜色は・・・・あったと思いますよ.Legend CxとGPSmap 60CSxは2006年暮れ発売だから,写真にあるSONY製GPSとの時代差は正確には15年でした.この間のパソコンの変遷を見ればおわかりのように,電子技術の進歩は目覚しいものがありました.GPSの進歩もご覧の通りです.それでも,山へ持って行こうと思えば(かろうじて)持って行けるGPSが1991年当時あったわけで,そのことには率直に驚きます(知らなかったです).
     このように,電子装置の進歩はわかりやすいですね.他の登山用具も格段に進歩しているはずですが,写真で見比べてすぐわかるかどうかはモノによるでしょうね.

    返信削除

コメントを投稿

このブログの人気の投稿

【白馬岳】主稜

【谷川岳】西黒尾根

【剱 岳】 八峰6峰Dフェース~北方稜線~剱岳~別山尾根