残雪の大深岳に遊ぶ

大深岳(おおぶかだけ)は岩手山の西にある岩手・秋田県境の山です.標高は1541mと低いものの,奥羽山系の山だけあって雪はかなりの量です.この山に2008年5月3~4日に松川温泉から登ってきました.

大深岳山頂から見た景色

左の大きいのがもちろん岩手山です.一番右が三ツ石山で,山頂に岩が乗っているのがわかるでしょうか.今回,大深岳から三ツ石山を回って下山するとよかったのですが,計画書にそのように書かなかったのでやめました.

大深山北斜面のオオシラビソ林

こういう樹林帯が広がっていますが,密林ではないし,樹高が低い(雪面が高い?)ので景色は見えます.雪はよく締まっていて,好きなところを歩けます.

夕方の太陽

夕焼けを期待したのですが,この写真を撮ってしばらくすると太陽が雲に隠れてしまいました.

源太ヶ岳東斜面

帰りに通過した源太ヶ岳東斜面は一面べったりと雪でした.今年3月にこの附近で雪崩のため2人が亡くなっています.雪の上に残っている足跡はカモシカです.

登山口附近のミズバショウ

登山口附近はアズマイチゲ,エンレイソウ,ミズバショウなどが咲き,春真っ盛りでした.ミズバショウはこちらでは至るところで咲いているのであまりありがたみがありません.


今回の登山では途中誰にも会いませんでした.連休というのに,北東北のちょっとマイナーな山はこんなものです.

コメント

  1. 訂正です.アズマイチゲと書いたのはキクザキイチゲの間違いです.修正しようとしたのですがうまくいかなかったのでここに書いておきます.すみません.

    返信削除
  2. もうひとつ訂正です.山の名前は「おおぶか」ではなく「おおふか」らしいです.こちらの言葉は濁点が多い(例:よぐ知っでる)ので,濁点のつきそうなところにはつけておけばいいと思っていました.大変失礼しました.

    返信削除

コメントを投稿

このブログの人気の投稿

【白馬岳】主稜

【谷川岳】西黒尾根

【剱 岳】 八峰6峰Dフェース~北方稜線~剱岳~別山尾根