晩秋の甲斐駒ヶ岳~早川尾根
11月最初の3連休の2日間を使って、晩秋の南アルプス、甲斐駒ヶ岳に行ってきました。 今回の山行は、まず御座石温泉に自転車をデポし、横手駒ヶ岳神社から黒戸尾根経由で甲斐駒ヶ岳に登り、早川尾根経由で御座石温泉に下山し、自転車で横手駒ヶ岳神社に戻るという計画。実は、 このルートは以前御座石温泉のおかみさんから聞きました。(今回下山してからおかみさんと話したら、私の事を憶えていてくれました)
黒戸尾根経由で御座石温泉に下山するルートを歩く人は時々いるが(実際、今回の山行でも4人パーティに会った)、御座石温泉から自転車で黒戸尾根の登山口に戻る人は稀だろう。
黒戸尾根経由で御座石温泉に下山するルートを歩く人は時々いるが(実際、今回の山行でも4人パーティに会った)、御座石温泉から自転車で黒戸尾根の登山口に戻る人は稀だろう。
1日目(11月2日)
前夜21時につくばの自宅を出発して、午前1時過ぎに御座石温泉駐車場のトイレ裏に折り畳み自転車をデポし、横手駒ヶ岳神社に向かった。 最初、間違えて竹宇駒ヶ岳神社に行ったが、駐車場にはおよそ20台ほど車が停まっていた。間違えたことに気づき横手駒ヶ岳神社に向かうと、車が1台も停まっていない。竹宇駒ヶ岳神社と横手駒ヶ岳神社の利用者数に随分差があるのだな。何故だろ??
車の中で少し仮眠を取ってから、4時過ぎに横手駒ヶ岳神社を出発。6時過ぎまで、漆黒の樹林帯をヘッドライトの明かりだけをたよりに歩き続ける。いたるところに「ツキノワグマ注意」という看板がある。途中何度も林の中で、ガサゴソと小枝の折れる音が聞こえ、大型動物の動く気配を感じる。その度に心臓が止まる程驚く。何度か鹿の小さく2つ光る目を見つける。熊鈴を持ってくるべきだったとかなり後悔する。竹宇駒ヶ岳神社からの登山道と合流し、登山者に出会うまでの2時間は、体力的よりも、精神的に疲れた。
2000mくらいから地面に雪が見え始めてきた。2500mあたりからは場所によっては数センチの積雪。2,3日前に降ったという。すれ違う下山者は皆アイゼンをつけていた。私は登りなのであまり気にならないが、下るとしたらアイゼンが欲しい。雪の装備を全く持ってこなかった。準備不足を反省。 今回初めて黒戸尾根から登ったが、とても静かで自然豊かで気持ち良かった。黒戸尾根往復は日帰りくらいがちょうどいいかも知れないな。途中で出会った2名の年配の男性が黒戸尾根日帰り往復していた。お二人とも非常に元気な方だった。雪が解けた頃に、日帰り往復で黒戸尾根に来ようと思う。
甲斐駒ヶ岳の頂上に11:20到着。登り始めてから約7時間。雪のせいで予定よりも少し時間がかかってしまった。頂上は北沢峠からの登山者が結構いた。北沢峠からの南側斜面にあまり雪は残っていないので、秋山の軽装備でも充分なようだ。周りの山を見渡すと、北岳と仙丈ヶ岳の頂上付近にはしっかり雪が積もっているようだ。冬山シーズンがすぐそこまで近づいていることを改めて感じた。
甲斐駒ヶ岳から駒津峰を経て、早川尾根に取り付く。ここらへんから、疲労がたまってきてスピードダウン。アサヨ峰に着く頃には陽がかなり傾き始め、17時を過ぎるとすっかり暗くなってしまった。足元をライトで照らしながら、18時近くになってようやく早川尾根小屋に到着。
早川尾根小屋は無人小屋である。今晩は合計5名。ゆったり使わせていただいた。こんなことならテントを持ってくる必要はなかった。
初日は14時間行動になってしまった。雪があり慎重に歩く必要があったにせよ、少し時間がかかり過ぎたと反省。体力不足を痛感。
前夜21時につくばの自宅を出発して、午前1時過ぎに御座石温泉駐車場のトイレ裏に折り畳み自転車をデポし、横手駒ヶ岳神社に向かった。 最初、間違えて竹宇駒ヶ岳神社に行ったが、駐車場にはおよそ20台ほど車が停まっていた。間違えたことに気づき横手駒ヶ岳神社に向かうと、車が1台も停まっていない。竹宇駒ヶ岳神社と横手駒ヶ岳神社の利用者数に随分差があるのだな。何故だろ??
車の中で少し仮眠を取ってから、4時過ぎに横手駒ヶ岳神社を出発。6時過ぎまで、漆黒の樹林帯をヘッドライトの明かりだけをたよりに歩き続ける。いたるところに「ツキノワグマ注意」という看板がある。途中何度も林の中で、ガサゴソと小枝の折れる音が聞こえ、大型動物の動く気配を感じる。その度に心臓が止まる程驚く。何度か鹿の小さく2つ光る目を見つける。熊鈴を持ってくるべきだったとかなり後悔する。竹宇駒ヶ岳神社からの登山道と合流し、登山者に出会うまでの2時間は、体力的よりも、精神的に疲れた。
黒戸尾根からの八ヶ岳
甲斐駒ヶ岳から駒津峰を経て、早川尾根に取り付く。ここらへんから、疲労がたまってきてスピードダウン。アサヨ峰に着く頃には陽がかなり傾き始め、17時を過ぎるとすっかり暗くなってしまった。足元をライトで照らしながら、18時近くになってようやく早川尾根小屋に到着。
早川尾根小屋は無人小屋である。今晩は合計5名。ゆったり使わせていただいた。こんなことならテントを持ってくる必要はなかった。
初日は14時間行動になってしまった。雪があり慎重に歩く必要があったにせよ、少し時間がかかり過ぎたと反省。体力不足を痛感。
2日目(11月3日)
早川尾根小屋を6:00に出発。たいした登りはなく、2時間半ほどでオベリスクに到着。途中早川尾根から右手側にずっと北岳が見えていた。頂上付近に雪を冠した北岳は壮大でした。
下山後に自転車で駒ヶ岳神社に戻らねばならないので、鳳凰三山は縦走せず、そのまま下山することに。下山し始めるとあっという間で、11:00過ぎには御座石温泉に到着。
御座石温泉から横手駒ヶ岳神社に向かう精進峠林道は途中土砂崩れで通行止めだが、自転車なら大丈夫だと噂を聞いたので、その話を信じて精進峠林道を進む。だが、延々と緩やかな登り坂が続く。折りたたみ自転車では、ザックを背負って登り坂を漕ぎ進むことは不可能だ。何時間かかるかわからない。20分くらい行ったところであきらめて引き返し、別ルートに変更。何度か峠を越えて、3時間かかってようやく横手駒ヶ岳神社に辿り着いた。この3時間はとても長かった。折りたたみ自転車の限界を超えていた。登り坂は漕げないし、下り坂ではブレーキが利かず、散々だった。やはり折りたたみ自転車はタウンユースに限るな。
途中小仏トンネルで渋滞に巻き込まれながらも、19時半頃にはつくばの自宅に帰宅できた。睡魔に襲われる前に帰れて良かった。
早川尾根小屋を6:00に出発。たいした登りはなく、2時間半ほどでオベリスクに到着。途中早川尾根から右手側にずっと北岳が見えていた。頂上付近に雪を冠した北岳は壮大でした。
下山後に自転車で駒ヶ岳神社に戻らねばならないので、鳳凰三山は縦走せず、そのまま下山することに。下山し始めるとあっという間で、11:00過ぎには御座石温泉に到着。
御座石温泉から横手駒ヶ岳神社に向かう精進峠林道は途中土砂崩れで通行止めだが、自転車なら大丈夫だと噂を聞いたので、その話を信じて精進峠林道を進む。だが、延々と緩やかな登り坂が続く。折りたたみ自転車では、ザックを背負って登り坂を漕ぎ進むことは不可能だ。何時間かかるかわからない。20分くらい行ったところであきらめて引き返し、別ルートに変更。何度か峠を越えて、3時間かかってようやく横手駒ヶ岳神社に辿り着いた。この3時間はとても長かった。折りたたみ自転車の限界を超えていた。登り坂は漕げないし、下り坂ではブレーキが利かず、散々だった。やはり折りたたみ自転車はタウンユースに限るな。
途中小仏トンネルで渋滞に巻き込まれながらも、19時半頃にはつくばの自宅に帰宅できた。睡魔に襲われる前に帰れて良かった。
早川尾根小屋6:00-6:20広河原峠-6:50赤薙沢ノ頭-7:05白鳳峠-7:50高嶺-8:25赤抜沢ノ頭-8:50鳳凰小屋-9:40燕頭山-10:40西ノ平-11:05御座石温泉11:20-(自転車)-14:15横手駒ヶ岳神社
ちょっと初日に欲張りすぎてしまったが、晩秋の南アルプスをたっぷり堪能した2日間でした。
装備に関しては、雪の対策を怠っていたし、不要なテントを持ってきてしまったので、反省することばかりだ。
下山後の自転車が結構大変だったので、次回挑戦するときは、荷物を軽量化して、折りたたみ自転車ではなくMTBを使いたいな。黒戸尾根はまた来てみたいので、次回はもう少し暖かくなってから、日帰りで往復しよう。
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