3月20日~22日 八ヶ岳縦走
ITさん,Jさん,Hさんと私Tomoの4人で南八ヶ岳縦走(硫黄岳~赤岳)に行ってきた.行動した21日の天気は最高だった.
20日(金)0時ごろITさん車でつくばを出発,Hさん宅に寄って一路,八ヶ岳麓へ.5時前に出発地である美濃戸口に着いたが,8時ごろまで雨のため車内で仮眠して待機.のんびり登ってお昼すぎに赤岳鉱泉に到着した.
幕営して一休みした後,アイゼン歩行のトレーニングのため,赤岳鉱泉から硫黄岳に向かう登山道をそれたところにあるジョウゴ沢に向かった.しかし,肝心の氷はほとんどなく,ただの小さな滝になっていた...運よく近くに角度40度はありそうな雪の斜面を見つけ,そこでスタンディングアックスによる確保の訓練をした.
しかし,これがなかなか難しい.滑落(もちろんわざと)すると確保者の体勢が崩れる,雪に突き刺したピッケルがずれる(抜けそうになる),肩絡みのロープが擦れて痛い,などうまくいかない.確保器を併用するとそこでの摩擦が使えるためかなりラクだが,ロープを引く場合にやややりづらかった.いずれにせよもっと研究が必要だ.
4時すぎに訓練を終わってテントまで戻り,夕食.食器を使わず,レトルトカレーのパウチにご飯を入れて食べるという秘義を教わった.
21日,お茶漬けの朝食をとった後,5:40赤岳鉱泉を出発.天候は快晴が一日中続いた.登り始めてしばらくは樹林帯が続くが,赤岩の頭の下で森林限界をこえ,雪の斜面をアイゼンを効かせて登る.これが楽しいこと.いやぁ,これがやりたかったんだ,などとつぶやきながら登る.
出発から2時間半でだだっ広い硫黄岳頂上に着き,しばらく休憩.結構風が強く,この後の縦走路ではどうだろうか.横岳(奥ノ院,2829m)への登りがこの縦走路の第一の核心部だった.鎖のついた岩場を通過し,短いはしごを登ると,頂上までほんの短いがリッジになっている(上の写真はそこを登るHさん).これを下るのは怖いだろう.ITさんとJさんはタイトロープ気味に確保して登った.硫黄岳とはうってかわって風がおさまったのでよかった.
鉾岳のトラバースとそれに続く日ノ岳のルンゼ状斜面のくだりが第二の核心部で,トラバースは実際その場に立ってみると怖くはないが,つまづけばずっと下まで行ってしまいそうだ.下の写真は日ノ岳山頂からトラバース路を振り返ったところで,写真中央にITさんとJさんがいるのがわかる.日ノ岳からの下り(右写真)では正午近かったため雪が腐り気味だったが,朝,雪が締まっているときに登ると楽しいだろう.
地蔵の頭より,私とHさんは赤岳を経由して,ITさんとJさんは地蔵尾根を下りた.赤岳頂上までは距離は大してないがそこそこ急な登りだった.Hさんから遅れること午後1時に頂上.
そのまま,文三郎尾根を下ったが,傾斜があるのと疲れていたため転ばないか緊張した.鎖は所々出ていたが,階段は全く見えなかった.
赤岳から1時間で行者小屋,さらに30分で赤岳鉱泉に帰り着いた.
ITさん夫妻は我々より少し早くテントに到着したようだ.
赤岳鉱泉(5:40)--赤岩の頭(7:30)--硫黄岳(8:00)--横岳(奥ノ院)(10:20)--鉾岳トラバース(11:30)--地蔵の頭(12:00)--赤岳(13:00)--行者小屋(14:00)--赤岳鉱泉(14:30)
22日,昨日とは違い雪がちらついていた.稜線では吹雪だろう.帰りの渋滞を避けるため6時すぎに撤収し下山.途中から雨になり,8時ごろ美濃戸口に到着.おかげで長い渋滞には遭うことなく,午後2時に帰宅した.
とにかく天候がよく,予定していたコースを縦走できてすばらしい山行だった.
20日(金)0時ごろITさん車でつくばを出発,Hさん宅に寄って一路,八ヶ岳麓へ.5時前に出発地である美濃戸口に着いたが,8時ごろまで雨のため車内で仮眠して待機.のんびり登ってお昼すぎに赤岳鉱泉に到着した.
幕営して一休みした後,アイゼン歩行のトレーニングのため,赤岳鉱泉から硫黄岳に向かう登山道をそれたところにあるジョウゴ沢に向かった.しかし,肝心の氷はほとんどなく,ただの小さな滝になっていた...運よく近くに角度40度はありそうな雪の斜面を見つけ,そこでスタンディングアックスによる確保の訓練をした.
しかし,これがなかなか難しい.滑落(もちろんわざと)すると確保者の体勢が崩れる,雪に突き刺したピッケルがずれる(抜けそうになる),肩絡みのロープが擦れて痛い,などうまくいかない.確保器を併用するとそこでの摩擦が使えるためかなりラクだが,ロープを引く場合にやややりづらかった.いずれにせよもっと研究が必要だ.
4時すぎに訓練を終わってテントまで戻り,夕食.食器を使わず,レトルトカレーのパウチにご飯を入れて食べるという秘義を教わった.
21日,お茶漬けの朝食をとった後,5:40赤岳鉱泉を出発.天候は快晴が一日中続いた.登り始めてしばらくは樹林帯が続くが,赤岩の頭の下で森林限界をこえ,雪の斜面をアイゼンを効かせて登る.これが楽しいこと.いやぁ,これがやりたかったんだ,などとつぶやきながら登る.
出発から2時間半でだだっ広い硫黄岳頂上に着き,しばらく休憩.結構風が強く,この後の縦走路ではどうだろうか.横岳(奥ノ院,2829m)への登りがこの縦走路の第一の核心部だった.鎖のついた岩場を通過し,短いはしごを登ると,頂上までほんの短いがリッジになっている(上の写真はそこを登るHさん).これを下るのは怖いだろう.ITさんとJさんはタイトロープ気味に確保して登った.硫黄岳とはうってかわって風がおさまったのでよかった.
鉾岳のトラバースとそれに続く日ノ岳のルンゼ状斜面のくだりが第二の核心部で,トラバースは実際その場に立ってみると怖くはないが,つまづけばずっと下まで行ってしまいそうだ.下の写真は日ノ岳山頂からトラバース路を振り返ったところで,写真中央にITさんとJさんがいるのがわかる.日ノ岳からの下り(右写真)では正午近かったため雪が腐り気味だったが,朝,雪が締まっているときに登ると楽しいだろう.
地蔵の頭より,私とHさんは赤岳を経由して,ITさんとJさんは地蔵尾根を下りた.赤岳頂上までは距離は大してないがそこそこ急な登りだった.Hさんから遅れること午後1時に頂上.
そのまま,文三郎尾根を下ったが,傾斜があるのと疲れていたため転ばないか緊張した.鎖は所々出ていたが,階段は全く見えなかった.
赤岳から1時間で行者小屋,さらに30分で赤岳鉱泉に帰り着いた.
ITさん夫妻は我々より少し早くテントに到着したようだ.
赤岳鉱泉(5:40)--赤岩の頭(7:30)--硫黄岳(8:00)--横岳(奥ノ院)(10:20)--鉾岳トラバース(11:30)--地蔵の頭(12:00)--赤岳(13:00)--行者小屋(14:00)--赤岳鉱泉(14:30)
22日,昨日とは違い雪がちらついていた.稜線では吹雪だろう.帰りの渋滞を避けるため6時すぎに撤収し下山.途中から雨になり,8時ごろ美濃戸口に到着.おかげで長い渋滞には遭うことなく,午後2時に帰宅した.
とにかく天候がよく,予定していたコースを縦走できてすばらしい山行だった.
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