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8月14日~17日剱岳:一般コース&長次郎雪渓

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8月14日から17日まで剱岳に行ってきました。 今回は4日間とも全日快晴。私の登山人生でも初めての出来事だったかもしれない。 さて、8月14日、前夜つくばを出発し、早朝越中船橋駅に到着、5時の開門まで付近で時間調整をして、パークアンドライドの駐車場に車を止める。朝一番の富山電鉄で立山駅に向かい、室堂経由で剱沢キャンプサイトまでたどり着く。今回は前回のように重装備では天場までたどり着くのも困難との判断から岩登りの装備を持って行くのを断念し、軽めの装備でBC形式で入山することにしたので、楽に入山できた。 8月15日、4時にBCを出発し、別山尾根経由の一般コースで剱の頂上を踏む。登りのコースでは時間が少し早かったためか、それほど渋滞もなくスムーズに登頂できた。頂上から少しだけ長次郎の頭方面に偵察に行き、雪渓の状態を下見する。その後、登ってきたルートの逆コースを下山する。 8月16日、4時にBCを出発し、長次郎谷の雪渓を目指す。かなり以前のことであるが、7月末に歩いた記憶では剱沢の雪渓の始まりは剱沢の小屋のすぐ下から始まっていたように記憶していたが、今回はかなり下まで降りてから雪渓が始まっていることに驚かされた。これは時期が遅いためか、それとも温暖化の影響なのか。。。とりあえず、12本爪のアイゼンを装着し、薄くなっているであろうスノーブリッジを踏みぬかないように慎重に雪渓に降り立つ。だが意外にしっかりしていたのでどんどん進むことができ、ほっとする。1時間15分ほどで、長次郎谷の出合に到着した。 長次郎谷に入ってからは最初ゆるやかな傾斜をアイゼンを効かせながらさくさくと高度を稼ぐ。だがだんだん傾斜がきつくなり、息も絶え絶えになってくる。源次郎尾根の取り付きの辺りで、一旦雪渓は途切れたので、源次郎側の岩場を迂回する。その後また雪渓に出会いアイゼンをまた付けて登り続ける。喘ぎながら出合から2時間分ほど頑張るとようやく八ツ峰6峰の取り付きが見えてくる。ここから岩に取り付く人はガレ場をさらに慎重に登り、登攀を始めるわけだ。 私たちの目的は取り付きまでの状態の下見なので、ここで写真などをとり、取り付き位置を確認する。 その後、さらに熊の岩の右側を通り越し、長次郎の頭へ向かった。長次郎頭の直下まで雪渓はきれいに続いていたが、傾斜がきつく、ストックだけでは心もとない。雪渓が終了したとこ

8月1日-4日 後立山縦走

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8月1日から4日までの間で後立山へ単独縦走してきました。 当初、天気が悪ければ一日ずらしてと考えていたのですが、 意外と持ちそうな感じなので出かけることにしました。 前日に自宅を出て八方の駐車場で仮眠。その後電車・バスで扇沢へ 一日目 扇沢(7:50)-種池(11:11)-爺が岳(12:00)-冷池(13:23) 扇沢を出発する頃には、晴れ間が見えました。 種池では、青空も見えましたが、爺ヶ岳山頂では雨に。 本日の宿泊地では雨の中テント設置。 意外と視界良好です。 二日目 冷池(5:33)-鹿島槍ヶ岳(7:42)-五竜岳(13:29)-五竜山荘(14:20) 朝、小雨の中出発です。鹿島槍-五竜と通るので天気がいいほうがよかったのですが出かけました。 八峰キレットも無事通過し、五竜も近づきました。 雷鳥もお出迎えです。五竜の山頂から降りるとき、今年の5月にきたのとはかなり違い歩きにくいと思いながら、疲れてきた足を何とか動かし五竜山荘に到着しました。到着するちょっと前から雨は上がり夜は星が見えるようになってきました。 3日目 五竜山荘(4:25)-唐松岳(7:55)-天狗山荘(11:53)-白馬岳頂上宿舎(15:10) 天気がいいと思い、早く起きて出発。途中日の出を見ながらの登山です。 下界は完全に雲に覆われている状態ですが、完全に天気のいい日になりました。 唐松を越え、不帰へ。平日ということもあるのでしょうか、人は少ないです。 ただし、ガイドツアーの団体が多いです。15名とか20名とかの集団で歩いていますので 抜かすのに少々疲れます。 天気がよかったので岩場も快適に進むことができました。 4日目 白馬岳頂上宿舎(4:21)-白馬岳(4:57)-白馬大池(7:47)-栂池(10:00) 最終日も絶好の天気で白馬を登り、大池経由で下山しました。

西穂~奥穂縦走

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7月23日から25日に穂高岳縦走に行ってきました。 1日目(7月23日) 新宿発上高地行のさわやか信州号で、上高地バスターミナルに着いたのが5時半頃だった。 実は新宿からバスで上高地に直行したのは今回が初めてだ。マイカーで来るよりも睡眠が取れるので体力的に楽だ。欲を言えば、我々のようなテント泊の登山者にとっては、途中で食料の買出しなどをさせてくれるともっと嬉しいのだが。 1日目は西穂山荘までなのでかなり余裕があったので、上高地周辺でゆっくりしてから出発。 朝靄がたちこめる梓川。今日は暑くなりそうだ。 田代橋を渡ってすぐの登山口から緑豊かな登山道をひたすら登る。天気が良いので、樹林帯はかなり蒸し暑い。久しぶりにテントを背負っての山行で、体力の低下を痛感する。 山荘に到着後もヘリの発着により、昼過ぎまでテントを設営できず、数時間小屋で時間をつぶす。たまらず、ビールを注文。午前中のビールは素晴らしく旨い!結局2本空けてしまった。 テントを設営後に付近を散歩したりして時間をつぶした。 テントの中でひと休みしていたら、中学生の集団が到着した。生徒だけで5,60人はいるだろうか。生徒と先生の甲高い声が静寂を打ち壊す。生徒もうるさいが、先生もうるさい。結局夜まで山の中とは思えないほどの喧騒が続いた。は~、精神的に疲れた。 上高地バスターミナル(5:25)-西穂登山口(7:00)-西穂山荘(9:20) 2日目(7月24日) 朝から怪しい空模様だった。低く暗い雲が付近の稜線を隠し、いつ雨粒が落ちてきてもおかしくないような状態だった。 最悪は西穂のピストンで下山ということも覚悟しつつ、とりあえず行けるところまで行くことにして、テントを撤収して出発。 西穂山頂を過ぎた辺りで小雨が降りだしてきた。岩は湿っていたが、慎重に足を置けば大丈夫な程度だったし、雨天のわりに空は明るく、視界も悪くなかった。 ジャンダルム付近に差し掛かる頃には天候が回復してきた。ジャンダルムを独占!!でも、もう少し天気が良ければ。。。 ジャンダルムを振り返る。(右奥がジャンダルム) それ以降は、時間と共に天候が回復してきた。昼頃に奥穂高岳に到着。快晴だ。 雨天のせいか、西穂~奥穂を縦走する人は少なかった。その日は結局、西穂側からは私と12人パーティ1組、奥穂側からは単独の方が1人だけだったようだ。 穂高岳山荘に到着し