南アルプス笊ヶ岳ランカン尾根

2月13日~14日にMさんと南アルプス笊ヶ岳のランカン尾根に登ってきました。
最初にMさんから山行の行き先として笊ヶ岳ランカン尾根と聞いたときに、えっ何処??という感じでした。
ランカン尾根をネットで調べてもあまり情報がなく、あったとしても敗退の記録だったりして、果たして1泊2日で登頂できるかと少し敗退覚悟で山行に臨みました。


2月13日(土)
午前3時過ぎにつくばを出発。増穂ICで降りて南下、7時半頃に戸屋集落を抜けた林道脇に駐車。だいたい標高は850mくらいでした。
林道は手元の地形図よりも更に延長されていて、結局1時間以上歩いて辿り着いたのは大金山山頂付近。そこから、ランカン尾根に取り付きました。

林道を歩くMさん

ランカン尾根はかつて笊ヶ岳の登山道として利用されていたようですが、今はほとんど利用する人がいなく廃道になっているらしいです。ですが、所々に赤テープがあり、ルートは結構明瞭でした。
雪はそれほど多くなく、2000mを超えるまでわかんは不要でした。

随所に岩場が出現しました。それほど危ないところはありませんでしたが、気を抜けない状態が続きました。

ランカン尾根はずっと樹林帯が続き、ほとんど展望がありませんでした。天候もあまり良くなく、精神的にもきつい登りでした。
初日は2261mの手前で幕営しました。結構疲れました。

戸屋集落先の林道脇に停車、標高850m付近(7:50)-大金山山頂付近(9:00)-1827P(10:35)-1948P(11:45)-2125P(13:05)-2261Pの東(14:20)


2月14日(日)
3時半起床。前夜まで時折小雪がテントを叩いていましたが宵のうちに止んだようで、風もなく穏やかな朝でした。5時過ぎに空身でアタック。

小笊の手前でようやく展望が開けました。でもすぐに樹林帯が続き、結局笊ヶ岳の頂上までほとんど展望はありませんでした。

3時間で笊ヶ岳の頂上に到着。素晴らしい展望に一気に疲れが吹き飛びました。

眼前に南アルプスの全容が広がります。爽快でした

小笊越しに富士山。絶景!!

強風が吹きすさぶ頂上を程々にして下山を開始しました。
テントを撤収し、ランカン尾根を下りました。アップダウンの連続に体力を消耗し、長い道のりでした。

尾根を下山途中、獣の雄叫びとともに黒い物体が出現!!正体は親子のイノシシ。かなりビビりました。

今回は久しぶりにMさんと2人の山行でしたが、改めてMさんの体力に脱帽。結局ずっとMさんの背中を追い続けていました。自分自身の体力不足を痛感。
いつか自分を追い込みたくなったときに、またこの尾根を訪れたくなるような気がします。体力的には結構きつかったけど、久しぶりに自分の体力を出しきることができた充実の2日間でした。

2261Pの東(5:15)-小笊(7:50)-笊ヶ岳山頂(8:15)-2261Pの東(10:05,10:30)-1827P(12:25)-大金山山頂付近(13:35)-戸屋集落の停車地(14:40)

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