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3月22日(月)石裂山(おざくさん)

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今日は総勢 8 名で栃木県鹿沼市の石裂山に行ってきました。関東の低山山行で 8 名も参加者が集まるのは前代未聞。鎖場や梯子が続くミニ妙義山と謳ったからでしょうか。 朝 7 時につくば市のさくら庁舎を出発し、 9 時半ごろ加蘇山神社駐車場に到着。少し肌寒い中を歩き始める。 神社横の登山口から小川にかかる橋をいくつか横切りながら、東屋の先の分岐点にさしかかる。左側の道を行く。 千本桂と呼ばれる老木を横目に谷筋を上がっていく。 2 つ目の東屋から鎖場・梯子が始まった。かなり急登だったが、新人たちも臆することなくサクサク登っていく。奥の院と呼ばれる鳥居のある岩穴を右手に見ながら続く梯子段をどんどん登っていく。 東剣ヶ峰、西剣ヶ峰を超え、石裂山山頂に到着(11:30)。879mながら積雪の残る日光連山の峰々や古賀志山などが一望できるすばらしい頂上だ。ここで昼食にする。 月山方面に下山し始める。相変わらずの梯子段。下りの梯子はちょっと慎重になる。 日蔭の梯子の手すりは頭痛がするほど冷たい。月山を超え、倒木をよけながらあっという間に最初の東屋のある分岐点に差し掛かり、駐車場到着。登山終了となる。 出発前に読んだほかの人の記録では過去に何人も死傷事故があったそうだが、梯子も鎖もしっかりとしており、気を抜かず、慎重に行動すれば危険はないと思った。 帰りに岩山と呼ばれるゲレンデに立ち寄り、確保時のロープワークの練習をし、帰路に就いた。 NO記

3/7 上越 荒沢山・足拍子岳

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3/7(日) ITさんと二人で新潟県の荒沢山と足拍子岳に登った.ここは去年の同時期,荒沢山に登った折に,目をつけていたルートである.  土樽駅に車を停め,8時に小雪の舞う中出発.橋を渡って200mばかり北に行ったところにある小屋の裏からカドナミ尾根を登り始めた.カドナミ尾根は,地形図には登山道が記されていないが,ヤブが少なく,比較的歩きやすい.2時間で荒沢山に到着.ほぼ無風だが,雪がしんしんと降っており,眺望はまったくない.  山頂でクライミング装備を身につけ,1.2km離れた足拍子岳までの縦走を開始した.すぐに懸垂下降が必要な8メートル程度のガケがあらわれ,そのあとに細いリッジを渡る.トップをやらせてもらい,潅木に中間支点をとりつつ慎重にヤブ雪壁を登った.  稜線はさすがは豪雪地帯という感じで,雪庇は厚く,キノコ雪状になっていた.要所々々で肩絡み・腰絡みでビレイし,そのほかはコンテで行動した.山頂への登りは真冬には完全な雪稜になっているのだろうが,すでに雪は解け始めているようで,雪面にはヒビが入り,ヤブも顔を出していた.13時に足拍子岳の頂上に到達.1.2キロの行程に3時間を要したことになる. 足拍子岳山頂直下 足拍子岳南峰への登り 南尾根の南峰からの下りが本コースの核心だった.半マストで確保してツルベ式で下った.ぐさぐさに崩れる岩の斜面を下り,雪崩れそうな雪面を降りると,1142mの平坦地に出て,ようやく安心.ここで確保を解いたが,ここからも気の抜けない下りが続いた.おそらく下るべき尾根を一本間違えたのだが,かなり悪かった.Tomoは穴にはまって捻挫しそうになり,ITさんは10mの斜面(むしろガケ)を落ちた.最後はデブリがある谷を沿って,4時50分,生還した.実に下山に4時間近くを要し,計9時間の行程だった.湯沢の温泉に入って,帰路.高速が事故渋滞でつくばに帰り着いたとき,すでに23時を回っていた. 「生還」 極めて濃い山行だった.ほとんど全てにわたってトップをやらせてもらったので,よい雪山ロープワークの訓練になった.おそらく時期的には若干遅いと思われ,厳冬期に大勢(ラッセル要員)でトライするのが一番だと思われる.天気のいいときに,足拍子岳山頂下のリッジを登るのはシビれるだろうな~.

2月7日 半月山 スノーシューハイキング

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日光の男体山や中善寺湖が綺麗に見える絶景スポット半月山に行って来ました。参加者はYさん、Oさん、Ihさん、Yさん、そして新人Lです。 日光は予想外に雪が積もっていて、除雪作業を行う人々で少し騒いでいました。入り口からは全員スノーシューを履き、本格的なスノーシューハイキングを始めました。雪を踏んでもあまり深く入らず、「サクサク」と気持ち良く歩くことができました。 綺麗な中善寺湖を見ながら歩くこと30分、トレスは既に消え、Route Finding が始まりました。若いIhさんやLが先頭に立ちって交代しながらラッセルをし、後ろは経験豊かなYさんやOさんが適切に道やフェースを調律してくれました。ラッセルに関しては深い所は腰まで入ってしまい、更にスノーシューの重さが加わり、普段より大変でしたが、良い運動になりました。結局予定した道を少し外れ、近道になってしまいましたが、雪山の魅力を十分に感じることができました。 頂上での天気は風が少し強かったですが、晴れていて、頂上から見下ろした景色は絶景そのものです。日帰り登山としては充実感100%の登山でした。