8月6~9日 槍穂高縦走

8月6日~8月9日に槍ヶ岳-穂高の縦走にY,IH,N,私の4人で行って来ました。

1日目
前日22時につくばを出発し3時アカンダナ駐車場に到着。約1時間仮眠をとり4時50分始発のバスで上高地へ。5時45分準備運動をし、上高地を出発。横尾までは平坦な道で景色を楽しみながらお散歩気分。
徳沢園を過ぎたあたりから急にスピードがあがり、変だなぁ道が平坦だから早く歩いているのかなぁと思ったら、私がどこまで付いてこられるかスピードをあげたらしい…。(今までほぼコースタイムだったのがここでは約30分も早かった。)
横尾を過ぎてからはやっと登山らしい感じになってきた。ただ、みんな昨夜の移動でほとんど寝ておらず、睡魔が襲いヘトヘト。それに加え、暑い。暑くて汗が滴り落ち目に沁みる。
そんなこんなで11時30分に今日のTSババ平に到着。みんな、眠くてテントや木陰で昼寝。6時には夕ご飯を食べ、明日に備え7時には就寝。

2日目
2時過ぎ起床。外はもちろんまだ真っ暗。でも雲ひとつない満天の星空に一人静かに感動。
朝食を済まし、3時40分には槍ヶ岳に向け出発。
次第に周りも明るくなり、山々が朝日に照らされ美しい。 しかし、いつになっても槍ヶ岳は見えず、まだかまだかと思いながら歩く。
やっと槍ヶ岳が見えテンションがあがる。
7時15分 槍ヶ岳山荘に到着。ザックをおろし、いよいよ山頂へ。
みんなは、「槍はたいしたことないよ、ハシゴが少しあるだけ。」と言っていたが、「いやいやたいしたことあるよ。」と思いながら登る。確かに3日目に比べれば、たいしたことなかったけど。
そんなことを思いながら、ずっと憧れだった槍ヶ岳山頂に7時55分到着!!
心配していた槍ヶ岳の渋滞もなく、早朝に出発したのが良かったのかな。
山頂では初のブロッケン現象に「観音様みたい」とテンションがさらに上がる。
昨夜はしっかり眠れたので、まだまだ元気。なごり惜しいが、予定通り南岳を目指す。

稜線歩きのためアップダウンも少なく、足場も良くラクラク。大喰岳、中岳、南岳と順調に3000mの山を踏破。途中、雪解け水を汲んで○○さんがそれを飲み腹痛に襲われたりもしたが、11時50にはTS:南岳山荘に到着。
一息ついて、明日行く大キレット、北穂高を見に行く。
途中の看板には注意書きは書いてあるし、ゴツゴツの岩だらけの山だし心配になった。最悪なことに夜、隣のテントのおじさんが大キレットでの事故の話しをしているもんだから寝れなくなってしまい眠剤を飲んで就寝。

3日目(8月8日(日))
2時半に起床。いよいよ今回の山行の核心,南岳から涸沢岳までの縦走です。
4時過ぎにテントを撤収して,朝一の急な下りは危険と判断して,スタート地点で夜明けを待ちました。南岳のキャンプ場はすごい賑わいでしたが,その多くは槍ヶ岳をめざす人たちのようで,同時刻に出発するパーティーは数組のみでした。 周囲が明るなった4時45分に出発。
まだ体が十分に目覚めていない中での岩場の下りは,なかなか気を使います。クサリやハシゴ(2箇所)もありますが,体が起きてくればそれほどむずかしい下りではありませんでした。
5時25分に大キレットの下りを終え,振り返るとなかなかの大岩壁。「どこを下ってきたんだろう?」。
さて,「いよいよ大キレットの核心だ」と緊張して歩き始めるも,高度感もさほどなく,簡単な岩稜歩きが続きました。
5時45分に最低コルを通過,「大キレットってこんなもんなの?」と言葉を交わした少し後,長谷川ピークの手前に来て,急に両側が切れ落ち高度感が一気に増しました。ルートもしっかりしていて,さほど難易度が高いわけではないものの,高度感があるためかなり緊張します。

長谷川ピークを6時17分に通過。この辺りで初めて北穂側からの単独の登山者とすれ違う。しかし,その後もすれ違うのは数えるほどで,少し待ってもらって進める程度。後ろからはぞくぞくと団体様がやってくるも,特に渋滞するといったこともなく,自分たちのペースで進むことができました。
6時40分にA沢のコル。その後は一気に北穂に向けての登り。手足を使っての全身運動。でも道がしっかりしているから淡々と登っていき,スタートから3時間20分後の8時5分,無事北穂高小屋に到着。

ゆっくり休憩した後,8時25分に出発。
大キレットを抜けてほっと一息ついたものの,北穂高岳-涸沢岳のほうが厳しいという声も耳にしていたのでちょっと心を引き締めて。
そして案の定ひたすら続く岩稜。大キレットほど高度感はないものの,気の抜けない尾根が延々と続きます。10時50分に涸沢岳に到着。11時20分には穂高岳山荘に無事到着しました。今日も午前様。
すぐにテントを張って,今日は曇っているのでテントの中でみんなで昼寝。

4日目。
夜,すごい強風でフライがバタバタと大騒ぎ。途中から予想外の雨も降り出して,,。
翌朝,出発前に雨は止んだものの,奥穂・前穂の計画を変更し,涸沢から横尾経由で下山することに。
ゆっくり準備をして5時半出発。横尾からの3時間はほんとに余計な歩きですが,増殖する山ガール&ボーイや楽しそうな家族連れをながめつつ,無事12時半に上高地に戻ってきました。

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