投稿

5月, 2011の投稿を表示しています

5/4-7 北鎌尾根

イメージ
GWの後半に会のM氏とHの2名にて北鎌尾根へでかけました。 高瀬ダムからの王道ルートです。 夜、つくば発。途中に少しの仮眠をとってから七倉ダムへ。 6:30にタクシーで高瀬ダムへ。 そこからしばらくは、車道を歩く。途中、トンネルがあるが節電中で中が真っ暗。 湯俣温泉までは平坦な道を歩きます。 水俣出合の吊り橋から先がいよいよ始まりです。 水俣出合の吊り橋 吊り橋を一般道は右ですが、そのまま左をいきます。 以前は登山道だったところですが、すでに道の崩壊は激しくありません。 しばらくは高巻きしたりしてましたが、渡渉となりました。 ゆけどけ水で冷たい中、M氏ニコニコしながら進む 意外と深い!! 川の流れもそこそこあるので転びそうになりながらも進みます。 渡渉も何回もあったので最後のあたりは少々うんざりしながら進む。 千天出合の近くで、左に大きく高巻きしてやっと北鎌尾根の先端に到着。 P2の登り口らしいところで、15:00すぎ 実は、少し登り口を間違えてP1よりの所を登っていたようだ。 尾根に出る前の最後の登りが急になって、ドン詰まり。 最後はロープを出して木登りで尾根に着く。 結構時間がかかってしまい、19:00の日没に近づく。 結局P1らしきところがなんとか寝返りを打っても落ちないくらいのスペースがあったのでそこが本日のテントサイトとなった。 明日も早くから行動したいので、さっさと食事を済まし、就寝。あーつかれた。 P1ピークのテン場 翌日は4:00起床 6:00出発 いよいよ北鎌尾根を進みます。 少し行くとすぐにP2の快適なテン場が出てきた。 そこを過ぎてどんどん行きます。標高差としては1000m以上あるので 登りは結構辛い。 意外と傾斜あるんですよね。 昨年の夏に歩いたが、雪があるとどこをどのように歩いたのかよくわからない。 天狗の腰掛けもよくわからずじまい。 昼を過ぎたら、かなり雪も腐ってきて歩きにくい。 岩と雪の隙間も大きいしかなり歩きづらいし、結構疲れる。 この状態だと独標に登るのは危ないので、2749mのP9過ぎたあたりのコルで終了とする。 2日目のテン場、今日は昨日より快適な場所 3日目今日も天気は快晴 早めに動くことを考えて、3:00起床 5:00出発となった。 独標もだんだん近づいていく。 独標 夏は基部から右にトラバースをするが、残雪では直登ルート

連休の剱岳早月尾根

イメージ
 5月1日夕方滑川ICに近ずくにつれ前線の通過で激しい雨と強風に出会う。北陸道を走行する車が強風で振られる感じだ。暗くなり雨もやまないので馬場島まで11kの地点にある早月川沿いの廃校となった元小学校の玄関の軒先を借りる。今回のメンバーは直前に変更があり、60歳代のK氏と筆者のO、それにスウェーデンからの留学生22歳のM君の3名だ。  5月2日曇り、伊折部落を過ぎて馬場島まで5kの地点にあるゲートが閉まっている。例年は連休にはあいているのに今年はダメなようだ。仕方なくゲートの前に車を止め歩きだす。7:20馬場島着。上市警察馬場島派出所に登山届を提出する際に状況を聞いた。「今年は3月に降雪が多く、山岳部の積雪はまだ例年の3月といった状況だ。昨夜の強風は上部では暴風雨となり早月小屋周辺で3パーティーがテントを飛ばされた。また源次郎尾根登攀中の登山者2名が雪崩にあい、1名が下山中に疲労凍死した」とのこと、事前の「連休の山は荒れる」との予想と合致する。  8:00長い早月尾根に覚悟を決めて取り付く。12:20標高1600mの標識、15:10標高1880m(GPS)早月小屋手前でテント設営。予想通り60歳代の体力では後半スタミナが続かない。無理をせず鳥の鳴き声、沢の音、風の音に耳を澄まし楽しむ。M君とロープワークの練習をする。 標高2300mあたりから見た早月小屋  5月3日高曇り、無風。4時起床、6時出発。右に大日、奥大日、左に猫又、赤谷、白萩、赤ハゲ、白ハゲ、小窓尾根と一望に望む。7:50早月小屋、12:00標高2650m地点でテント設営。この付近から急傾斜になるルートと時間、荷を考慮し本日はここまでとする。午後は小雪、濃霧、無風。夕食はシイタケ雑炊。M君は何でも食べる、それも倍の量だ。合気道、柔術で毎日鍛えており並みの体力ではない。3人分のザックを一人で担いででも山頂まで行きそうな勢いだ。 シシガシラ附近でロープを出すM君  5月4日曇り、リーダーのK氏が体調悪くテントで待機し、視界50m程の中6:00、OとM君と二人で頂上へ向かう。昨日からの降雪でかなりトレースが消えている。アイゼンは快適に効くがルートファインデイングに気をつける。急な雪壁は一か所念のためスタンディングアックスで確保する。登りはアイゼンとピッケル、特にピックを効かせたアイスクライミングの感覚で確実に登れ

5月3-5日 涸沢ベース、北穂

イメージ
ゴールデンウィークは涸沢、北穂へ行ってきました。 涸沢から見る北穂 雪崩の跡が生々しい はじめて山行報告させていただきます。ラリグラスには入ったばかりで、初めての山行です。今回のメンバーは入会したてのS、Kと、ベテランのYさん、Oさんの四人。私たち二人は雪山は初めてで、特に知識も技術も未熟で、お二人にご指導いただく形となります。ゴールデンウィークの涸沢といえばミーハーの私にとっては憧れの地でした。そんな初心者目線からの報告となりますので、ご了承くださいませ。 5月2日(金)夜10時出発。平湯へ。駐車場のゲートがあくのが4時、仮眠をとって、いざ上高地へ。 と、その前に、Oさんよりパッキングのご指導。4人で行くのに共同装備でかぶっているものがあり 、荷物持ちすぎがまずNG。あれもいらない、これもいらないとどんどん荷物が少なくなっていきました。そしてビニールパッキングになっていなかった点もNG。服やシュラフはぬれて使えなくなったら致命傷です。必ずビニール袋に入れるように、とご指導いただきました。 さて、上高地につき、朝ごはんを食べて、河童橋で記念撮影。いよいよ出発です。上高地も朝は空気 がひんやりしていましたが、横尾までは除雪されており歩きやすく、もくもくと進みます。横尾をすぎ、屏風岩をまいていくと、といよいよアイゼンの出番。またゴールデンウィーク前になだれもあっ たと聞いた登山道は、右から左からなだれのあとがあり、デブリが目の前に。そこでビーコンも装着。見るも触るも初めてです。Yさんにつけていただいて、ちゃんと鳴るかどうかも確認。これで埋もれてもばっちり!です。 横尾にて 涸沢ヒュッテについたころには小雪もちらつきはじめたので急いでテント設営です。雪の上にテントをはるのがこれまた初めて。スコップで軽く掘って平にならして、入り口部分に段差をつけます。テントを組み立ててフライシートをはって、竹ペグを埋めて完成。あっという間にできあがりです。 待ちに待った夜御飯はOさん作のたきたてごはんにレトルトカレーです。アルファ米しか知らなかっ た私たちにとって炊き立てのごはんのおいしさはまさに感動でした。 初日は移動による寝不足と疲労で食べ終わったらすぐさま就寝です。雪の上で眠るのは初めてで、スリーシーズン用の寝袋しかなかった私はさらに寒がりときているため、夜が少し不安でした。その分あ