5/4-7 北鎌尾根

GWの後半に会のM氏とHの2名にて北鎌尾根へでかけました。
高瀬ダムからの王道ルートです。
夜、つくば発。途中に少しの仮眠をとってから七倉ダムへ。
6:30にタクシーで高瀬ダムへ。
そこからしばらくは、車道を歩く。途中、トンネルがあるが節電中で中が真っ暗。
湯俣温泉までは平坦な道を歩きます。
水俣出合の吊り橋から先がいよいよ始まりです。



水俣出合の吊り橋



吊り橋を一般道は右ですが、そのまま左をいきます。
以前は登山道だったところですが、すでに道の崩壊は激しくありません。
しばらくは高巻きしたりしてましたが、渡渉となりました。




ゆけどけ水で冷たい中、M氏ニコニコしながら進む




意外と深い!!

川の流れもそこそこあるので転びそうになりながらも進みます。
渡渉も何回もあったので最後のあたりは少々うんざりしながら進む。
千天出合の近くで、左に大きく高巻きしてやっと北鎌尾根の先端に到着。
P2の登り口らしいところで、15:00すぎ
実は、少し登り口を間違えてP1よりの所を登っていたようだ。
尾根に出る前の最後の登りが急になって、ドン詰まり。
最後はロープを出して木登りで尾根に着く。
結構時間がかかってしまい、19:00の日没に近づく。
結局P1らしきところがなんとか寝返りを打っても落ちないくらいのスペースがあったのでそこが本日のテントサイトとなった。
明日も早くから行動したいので、さっさと食事を済まし、就寝。あーつかれた。



P1ピークのテン場



翌日は4:00起床 6:00出発
いよいよ北鎌尾根を進みます。
少し行くとすぐにP2の快適なテン場が出てきた。
そこを過ぎてどんどん行きます。標高差としては1000m以上あるので
登りは結構辛い。



意外と傾斜あるんですよね。



昨年の夏に歩いたが、雪があるとどこをどのように歩いたのかよくわからない。
天狗の腰掛けもよくわからずじまい。
昼を過ぎたら、かなり雪も腐ってきて歩きにくい。
岩と雪の隙間も大きいしかなり歩きづらいし、結構疲れる。
この状態だと独標に登るのは危ないので、2749mのP9過ぎたあたりのコルで終了とする。



2日目のテン場、今日は昨日より快適な場所




3日目今日も天気は快晴 早めに動くことを考えて、3:00起床 5:00出発となった。
独標もだんだん近づいていく。



独標





夏は基部から右にトラバースをするが、残雪では直登ルートを取る。
かなりキツイ傾斜を登っていく。


独標頂上付近

一番きつい場所ではロープを出して登攀

たしかに、昨日の午後の雪質ではアイゼンがきかず登るのは非常に辛くなったであろう。
そのままどんどん進み、やっと独標山頂に到着、槍ヶ岳の姿もだいぶ近づいてきた。
独標を過ぎてからもまだまだ危険な箇所は多く、意外といやらしいトラバースもある。



トラバース

そして最後の槍への登頂
夏に登ったクラックは雪で埋もれており、その左をすすむ。




最後の登り


槍ヶ岳山頂



10:00に山頂到着。
前日の進み具合からもっと時間がかかるかと思っていたが意外と早く到着。
この3日間天気の崩れもなく、素晴らしく快適な山行となった。
このあと、意外と怖い槍ヶ岳山頂から肩の小屋への下りを行って、
本日は早くテントを設営しのんびりと過ごす。

翌日、槍沢をシリセードで滑って下り、上高地へ
上高地から松本までタクシー
松本から大町まで電車 そこから七倉ダムまでまたタクシーと結構時間が掛かりながら車を取りに行く。
帰りは葛温泉でゆったりつかり帰路となりました。

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