妙義山、星穴岳
クモさんと二人で12月の妙義山に行った。それも一般ルートでない登山禁止の星穴岳だ。前日の雨もすっかり上がり典型的な冬型の吹き出しで妙義山エリアは快晴、それもほぼ無風。絶好のクライミング日和となった。日頃の善行の所為か?
朝8時、時間ぴったりに中之岳神社駐車場で集合。少し車道を戻り第一石門への登路から入る。陽の当らない寒い石段、鎖場を通り8:50石門広場に着く。第4石門越しに大砲岩が望める、明治の大砲である。歩いて少し暖まったのでインナーを脱ぐ。
西岳からの下りで今日最初の懸垂下降(ラッペル)をする。肌寒い北側斜面の泥と藪まじりの急傾斜を30米ほど下る。枯葉の積もった滑りやすい斜面で微妙なバランスを求められる。再び稜線に出て少し登りビバークに適した小さな岩小屋状のところで一服し、持参のおにぎりを一個詰め込む。静かな山中、南向きの初冬の陽だまりで飲む熱いコーヒーがうまい。
景色を満喫して再び射抜き穴直上の下降ポイントに戻る。直接穴は見えないが陽光で反対側斜面に明るいスポットが見える。このラッペルは途中から空中下降になるらしい。ビレーポイントが低いので出だしが少し怖いが飛び出す。
空中に飛び出す直前のクモさん
朝8時、時間ぴったりに中之岳神社駐車場で集合。少し車道を戻り第一石門への登路から入る。陽の当らない寒い石段、鎖場を通り8:50石門広場に着く。第4石門越しに大砲岩が望める、明治の大砲である。歩いて少し暖まったのでインナーを脱ぐ。
第4石門と大砲岩
第4石門と大砲岩 主稜線のコル手前で先行パーティーに追いつく。ガイド連れの5人パーティーだ。気軽な我々と違って緊張感が漂う。話しかけても返事が少ない。頑張ってね!
稜線に上がる手前に登山禁止と二重三重にトラロープが張ってある。ここから先は自己責任だよっ、の世界。早速微妙な3米ほどの登り、それから左右すっぱり切れ落ちたナイフリッジと続く。
稜線に上がる手前に登山禁止と二重三重にトラロープが張ってある。ここから先は自己責任だよっ、の世界。早速微妙な3米ほどの登り、それから左右すっぱり切れ落ちたナイフリッジと続く。
西岳からの下りで今日最初の懸垂下降(ラッペル)をする。肌寒い北側斜面の泥と藪まじりの急傾斜を30米ほど下る。枯葉の積もった滑りやすい斜面で微妙なバランスを求められる。再び稜線に出て少し登りビバークに適した小さな岩小屋状のところで一服し、持参のおにぎりを一個詰め込む。静かな山中、南向きの初冬の陽だまりで飲む熱いコーヒーがうまい。
そこから南側斜面に出て高度感のあるトラバースをする。じきたくさんのスリングで固定された一目でそれとわかる下降ポイントに出る。射抜き穴の真上だ。ここまできたら目前の星穴岳にあいさつ代わりに登らねばなるまい。
11:30星穴岳、10米ほどの登りをロープを出し、すこし登った個所が星穴岳頂上。左右とも細い。クモさんとお互いのカメラで記念写真を撮る。
景色を満喫して再び射抜き穴直上の下降ポイントに戻る。直接穴は見えないが陽光で反対側斜面に明るいスポットが見える。このラッペルは途中から空中下降になるらしい。ビレーポイントが低いので出だしが少し怖いが飛び出す。
空中に飛び出す直前のクモさん
妙義山の地形は海底隆起でできたそうだが標高1000米にこんな穴を作るとは神様の仕業も面白い。
射抜き穴を通過した次のラッペルは長く、約45米。エイト環が相当熱くなる。
下降したのち、結び穴を探すが分からない。下調べが足らなかったか、、、。
結果的には下降した地点から向かって左側を少し登れば容易に行けたのに、我々は右側にばかり気を取られていた。
一応目的も達したので下ることとする。駐車場は左側と見当をつけ枯葉の積もる滑り易い斜面を下る。踏み跡がはっきりしない。赤いテープが断続している。みんな同じように迷うのだろう。
カサカサと枯葉を鳴らし下るのも気持がいい。一般に未知の下りは要注意であるが今日のように50米ロープ2本もあると気が楽だ。どんなところに出ても何とかなるだろう。
14:10 中之岳神社。駐車場を目指して下るうち、石で組んだ炭焼き窯(?)らしきものを見つけるとじきに中之岳神社に出た。顕著な岩峰があり場合によってはラッペルしようかと思ったが、していたら空中懸垂で神社の屋根上に下降することになり罰あたりになる所であった。地図で見ると轟岩というらしい。
雨で1日延期し、好天を待ったおかげで快晴に恵まれた。次の冬山計画を語らいながらの静かで暖かい山行となった。次は雪とアイスの季節だ。
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