5/12-13 鹿島槍東尾根

3月に計画を立てていたのだけれど、天候不良で延期になっていた鹿島槍ヶ岳に出かけてきました。メンバーはHと会員外のおたまの2名パーティです。


今回のルート
 5/11の夜発、おたまを調布でピックアップして、5/12 1:00頃、大谷原に到着。
仮眠をして、4:30起床。5:30出発です。今日は二ノ沢の頭までの予定でしたが、時間があれば行けるところまでという計画で出かけました。

大谷原 黄色い登山届ポスト
 20分ほど林道を歩いたところから東尾根へ取り付きます。
親切に取付箇所が書いてある。
しばらくは藪こぎをしながらの登りとなりました。天気は良いはずだったのだが雨が降ってしばらくすると湿った雪になったり、たまに晴れ間が見えるのと明日の天気は良いという予報を信じで進みます。
ヤセ尾根におそるおそるトラバースしていく。
この時期はかなり雪が少なくなってきているのかヤセ尾根の上を歩くわけにはいかない箇所が数カ所出てきている。慎重に進む。意外と今日の行程も気が抜けない歩きとなりました。
今日の幕営地 二ノ沢の頭
二ノ沢の頭に着いたところで、風が強さをまし、これ以上進むのは今日は危険と判断し。当初の予定通りここで本日は終了となりました。この時点でまだ10:00
時折、晴れ間が見えるものの風は止むことが無く、日没まで吹き荒れた日となりました。テントを設営し落ち着いた時点で12:00 暇だねーと言いながらゆっくりテントで過ごします。その間に2パーティがやってきて同じ場所でテントを張っていました。
その後更に下でもう1パーティいるのを見つけました。GW過ぎても人気のルートなのですね。そうこうしているうちに本日は6時には就寝となりました。

翌日は無風 
 翌日は2:30起床  準備をして4:30出発です。下で幕営していたパーティはもう少し早く出発したらしく我々が出かけるちょっと前に追い抜いていきました。
明るくなったところで出発
朝のうちなので雪は締まって歩きやすいがトラバースなので緊張する
見た目以上に急斜面
雪稜が意外と急斜面で前日に続いて気が抜けない登りを続けさせられる。昨日のように風が強かったらどうしようかなと思ってしまいます。
4:40 日の出

絶好の天気日和 楽しく進む。
 この先に第一岩峰が現れる。先行パーティが登るのを少し待つ。最初の岩場なので登ることに集中してしまい写真を取ることを忘れていまいました。(泣)
Hがリードで登る、最初の2m程度が3級程度で後は雪面を登っていきます。50mロープを目一杯出した所でピッチを切りました。
ついでにその先もロープを出したが、それほどでもなく最初の岩峰をクリア

第一岩峰 2ピッチ目
本日の核心 第二岩峰
第二岩峰に行くまでも雪面をトラバースしたりして登っていくのでまたも気が抜けない。後続の1パーティに第二岩峰手間で抜かされる。取り付きにつくとなんと第二岩峰手前で幕営していたパーティがいたようでそのメンバーが登っている。もう7:30なのでもうすこし早く出てくれたらと思うところです。3パーティの待ちなので時間待たされるかなと思ったら、残りの2パーティはレベルが高く、あっという間に登って行きました。
核心のルート
今度はおたまがリード
下部は問題なし、上部もややカブリ気味の実質2m程度の登りが核心のようです。
でもホールドはガバだし、壁面も良く見るとフレーク状の足がかかるところがちゃんとあるので難なく登れるところです。
Hも続いて登る
今回は、雪稜で気が抜けなかった分、岩場がかえってほっとするという山行となりました。
北峰への登り
第二岩峰を登ると、後は傾斜の緩やかな登りで北峰へと登ります。

北峰山頂
 山頂には9:30到着 ここからは一般道になるのでやって緊張感から解放されました。
南峰山頂
後は南峰の登りがちょっと急斜面でしたが登り、冷池までの縦走で春山のいい景色を眺めながら歩きました。
冷池には12:10到着 GW過ぎても小屋は営業しているようです。この先は赤岩尾根をくだります。赤岩尾根も上部はトラバースあり急斜面を下るなどで少々つかれた体には堪えましたが、下山地点の大谷原に4;30頃無事につくことが出来ました。春山としては今シーズン最後の山。かなり有意義な山行となりました。

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