7月12日~7月15日 白峰三山縦走
三連休を利用してNさん、YYさん、NYさん、新人Aの4人で南アルプスの北岳-間ノ岳-農鳥岳に登ってきました。新人Aにとっては初南アルプス、初3000m峰、初縦走と初めて尽くしの山行で体力的にも少し心配でしたが、ベテランの方達のサポートのおかげで無理なく楽しく登ることができました。
<山行記録>
7/11 つくば(22:00)-芦安駐車場(7/12 1:14)
7/12 芦安駐車場(5:40)-広河原(6:40)-二俣分岐(9:35)-白根御池(10:21)
7/13 白根御池(5:30)-小太郎尾根分岐(7:10)-北岳(9:24)-北岳山荘(10:53)
7/14 北岳山荘(4:23)-間ノ岳(6:37)-農鳥小屋(7:35)-農鳥岳(9:53)-大門沢下降点(10:23)-大門沢(13:35)
7/15 大門沢(5:20)-奈良田登山口(7:27)-奈良田バス停(8:20)-広河原(9:40)-芦安駐車場(10:45)-つくば(18時頃)
1日目は快晴。広河原を出発してすぐに北岳が目の前に見え、一気にテンションUP。登山道は丸太が組まれて整備されている場所があるかと思えば水が流れている箇所がところどころにあり、深いぬかるみにはまらないように慎重に進みました。
深緑の森をしばらく登ると視界が大きく開け、遠くに感じていた北岳が大きく見える。山の上部に広がる雪渓が青い空と樹木の美しさをより際立たせます。岩が露出した登山道をさらに進むと、二俣分岐に到着。雄大な景色をしばし楽しんだあと、緑のトンネルを通って白根御池へ。
白根御池小屋に10:21着。冷たい南アルプス天然水が寝不足で疲れた体を癒してくれました。翌日の北岳登山に備えて早めに休む。
2日目。白根御池から草すべりを経て北岳を目指す。天候があいにくの曇り。草すべりの急勾配に早くも体力を奪われそうになりペースを落として進むこと1時間、ふと周りを見渡すと富士山が突然現れてビックリ(登ることに必死で気づかなかっただけですが・・・)、そしてあまりの美しさに感動しました。この感動は残念ながら長くは続かず、肩の小屋に着く頃には小雨がポツリ。
小雨はすぐに止みましたが風が徐々に強くなり、さらに霧が発生。北岳山頂に着く頃には天候が回復してくれることを祈ったのですが残念ながら願いは届かず、北岳山頂からの素晴らしい眺望はまたの機会におあずけとなりました。
9:55に北岳山頂を出発して北岳山荘へ。登山道の脇には様々な高山植物が群生し、その可憐な姿に思わず足を止めそうになるものの、天気が心配なので先を急ぐことにしました。北岳山荘に着くと同時に大粒の雨が降り出し、急いでテントを設営して避難。雨は時々止むこともありましたが、夜は強い風とともに再び激しく降り、不安な一夜を過ごしました。
3日目。前夜に降り続いた雨は上がり、厚い雲の切れ間から朝日が差す。風は強く吹いていましたが視界は良好で、目の前に富士山がはっきりと見えました。北岳山荘を4:23に出発し、間ノ岳~農鳥岳へ。間ノ岳まではひたすら稜線沿いを歩くのですが、一山超えるとまた山が現れて間ノ岳がとても遠くに感じました。さらに、時々体が飛ばされるほどの強風が横から吹きつけて、体力的にも精神的にも忍耐が必要な登頂となりました。360度山に囲まれた景色は圧巻の一言。
間ノ岳山頂は霧で視界不良だったので、写真は撮らずに農鳥岳に続く登山道を進む。岩の急斜面を慎重に降りて、まずは農鳥小屋へ。
農鳥小屋で休憩していると、登山者が続々とやって来る。山にかかった霧が晴れることを願いながら農鳥岳山頂を目指しました。強風が霧を吹き飛ばしてくれたようで、山頂に着いた時には素晴らしい景色が広がっていました。
農鳥岳山頂で景色を楽しんだあとは、大門沢を目指してひたすら降り続ける。農鳥岳~大門沢小屋の標高差は1250m。急斜面に足をとられることと多数、さらに途中からは樹林帯を進むので目的地が全く予想出来ず、厳しい山降りとなりました。農鳥岳を出発して約3時間半後、大門沢小屋に到着。こちらの小屋も続々と登山者が集まり、とても賑やかでした。なんとかテント場を確保し、水量豊富な川音を聞きながらコーヒーブレイク。山でしか味わえない貴重な時間を満喫しました。
4日目。大門沢から奈良田へ向かう。明け方まで雨が降っていたので、地面は濡れて滑りやすい。大門沢を出発してしばらく進むと、木のはしごが川に架かっている箇所や吊り橋が登場。はしごは難なくクリアできましたが、吊り橋は渡るのに少し勇気が必要でした。
吊り橋をいくつか渡るとダムや発電所が見え始め、登山道の終点が近いことを知らせてくれました。奈良田の登山口からは舗装された道路を約1時間歩き、8:20に奈良田バス停に到着。8:50発の広河原行きのバスに乗り、出発点に無事帰還。日帰り温泉でリフレッシュした後、早めに帰路についたつもりが見事に渋滞にハマリ、つくばには18時頃到着・・・皆様、本当にお疲れ様でした。今回の山行は全てのことが新鮮で、新人Aにとっては忘れられない素敵な経験となりました。
<山行記録>
7/11 つくば(22:00)-芦安駐車場(7/12 1:14)
7/12 芦安駐車場(5:40)-広河原(6:40)-二俣分岐(9:35)-白根御池(10:21)
7/13 白根御池(5:30)-小太郎尾根分岐(7:10)-北岳(9:24)-北岳山荘(10:53)
7/14 北岳山荘(4:23)-間ノ岳(6:37)-農鳥小屋(7:35)-農鳥岳(9:53)-大門沢下降点(10:23)-大門沢(13:35)
7/15 大門沢(5:20)-奈良田登山口(7:27)-奈良田バス停(8:20)-広河原(9:40)-芦安駐車場(10:45)-つくば(18時頃)
1日目は快晴。広河原を出発してすぐに北岳が目の前に見え、一気にテンションUP。登山道は丸太が組まれて整備されている場所があるかと思えば水が流れている箇所がところどころにあり、深いぬかるみにはまらないように慎重に進みました。
広河原から望む北岳。思っていたよりも遠い・・・。
深緑の森をしばらく登ると視界が大きく開け、遠くに感じていた北岳が大きく見える。山の上部に広がる雪渓が青い空と樹木の美しさをより際立たせます。岩が露出した登山道をさらに進むと、二俣分岐に到着。雄大な景色をしばし楽しんだあと、緑のトンネルを通って白根御池へ。
二俣分岐にて。 雪渓から吹く涼しい風が心地よい。
通ってきた道を見下ろす。こちらも素晴らしい眺め。
白根御池小屋に10:21着。冷たい南アルプス天然水が寝不足で疲れた体を癒してくれました。翌日の北岳登山に備えて早めに休む。
白根御池。お昼寝したり花の写真を撮ったりして、のんびり過ごす。
白根御池から望む北岳。近いような遠いような。
2日目。白根御池から草すべりを経て北岳を目指す。天候があいにくの曇り。草すべりの急勾配に早くも体力を奪われそうになりペースを落として進むこと1時間、ふと周りを見渡すと富士山が突然現れてビックリ(登ることに必死で気づかなかっただけですが・・・)、そしてあまりの美しさに感動しました。この感動は残念ながら長くは続かず、肩の小屋に着く頃には小雨がポツリ。
小太郎尾根にて。怪しげな雲が下りて来て富士山をあっという間に隠す。
小雨はすぐに止みましたが風が徐々に強くなり、さらに霧が発生。北岳山頂に着く頃には天候が回復してくれることを祈ったのですが残念ながら願いは届かず、北岳山頂からの素晴らしい眺望はまたの機会におあずけとなりました。
北岳山頂。濃い霧が立ち込めて何も見えず。
9:55に北岳山頂を出発して北岳山荘へ。登山道の脇には様々な高山植物が群生し、その可憐な姿に思わず足を止めそうになるものの、天気が心配なので先を急ぐことにしました。北岳山荘に着くと同時に大粒の雨が降り出し、急いでテントを設営して避難。雨は時々止むこともありましたが、夜は強い風とともに再び激しく降り、不安な一夜を過ごしました。
北岳山荘。この後も続々とテントが増え、ひとつの町が出来たような賑やかさに。
3日目。前夜に降り続いた雨は上がり、厚い雲の切れ間から朝日が差す。風は強く吹いていましたが視界は良好で、目の前に富士山がはっきりと見えました。北岳山荘を4:23に出発し、間ノ岳~農鳥岳へ。間ノ岳まではひたすら稜線沿いを歩くのですが、一山超えるとまた山が現れて間ノ岳がとても遠くに感じました。さらに、時々体が飛ばされるほどの強風が横から吹きつけて、体力的にも精神的にも忍耐が必要な登頂となりました。360度山に囲まれた景色は圧巻の一言。
間ノ岳へ向かう途中、後ろを振り返る。北岳山荘がもう小さくみえる。
間ノ岳山頂は霧で視界不良だったので、写真は撮らずに農鳥岳に続く登山道を進む。岩の急斜面を慎重に降りて、まずは農鳥小屋へ。
急斜面を降りると次の目標が現れる。農鳥小屋までもう一息。
農鳥小屋で休憩していると、登山者が続々とやって来る。山にかかった霧が晴れることを願いながら農鳥岳山頂を目指しました。強風が霧を吹き飛ばしてくれたようで、山頂に着いた時には素晴らしい景色が広がっていました。
先頭を行くNYさんの足の運び方はとても勉強になりました。
農鳥岳山頂から望む富士山。富士見弁当をいただく姿も絵になります。
農鳥岳山頂で景色を楽しんだあとは、大門沢を目指してひたすら降り続ける。農鳥岳~大門沢小屋の標高差は1250m。急斜面に足をとられることと多数、さらに途中からは樹林帯を進むので目的地が全く予想出来ず、厳しい山降りとなりました。農鳥岳を出発して約3時間半後、大門沢小屋に到着。こちらの小屋も続々と登山者が集まり、とても賑やかでした。なんとかテント場を確保し、水量豊富な川音を聞きながらコーヒーブレイク。山でしか味わえない貴重な時間を満喫しました。
4日目。大門沢から奈良田へ向かう。明け方まで雨が降っていたので、地面は濡れて滑りやすい。大門沢を出発してしばらく進むと、木のはしごが川に架かっている箇所や吊り橋が登場。はしごは難なくクリアできましたが、吊り橋は渡るのに少し勇気が必要でした。
余裕の表情で吊り橋を渡るYYさん。写真だと分かりづらいですが結構高いです。
吊り橋をいくつか渡るとダムや発電所が見え始め、登山道の終点が近いことを知らせてくれました。奈良田の登山口からは舗装された道路を約1時間歩き、8:20に奈良田バス停に到着。8:50発の広河原行きのバスに乗り、出発点に無事帰還。日帰り温泉でリフレッシュした後、早めに帰路についたつもりが見事に渋滞にハマリ、つくばには18時頃到着・・・皆様、本当にお疲れ様でした。今回の山行は全てのことが新鮮で、新人Aにとっては忘れられない素敵な経験となりました。
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