8月5日 赤岳 

夏山の涼しい風を求めてUさん、Iさん、新人Aで赤岳に登ってきました。この日の八ヶ岳周辺は午後からやや強い雨が降る予報だったので、雨天時のトレーニングも兼ねての山行です。普段よりもやや速いペースで登ることを心掛けたのですが、予想通り心臓がついて行かず…日頃のトレーニングがいかに大切であるかを実感しました。

<山行記録>
8/4 つくば(20:00)→やまのこ村駐車場(8/5 0時過ぎ)
8/5 やまのこ村(5:45)→(7:39)行者小屋(7:58)→(9:38)赤岳山頂(10:03)→(11:02)行者小屋(11:48)→(13:18)やまのこ村駐車場

前日の夜につくばを出発し、やまのこ村駐車場で一泊。5時頃に起きて支度を始める。空はどんよりと曇っていましたが9時頃に晴れるという天気予報に期待を込め、八ヶ岳登山口に向かいました。

 赤岳に向けて出発

よく整備された登山道を進み、まずは行者小屋を目指します。始めのうちはそれほど傾斜がきつくなかったせいか、森林浴に来たような気分に。行者小屋まであと1時間くらいのところで雨が降り出したので、雨具を装着。この時間帯の雨が山行中で一番強かった気がしますが、歩いていると意外に気になりませんでした。行者小屋に到着した時もやや強めの雨が降っていたので、雨宿りも兼ねて少し休憩・・・おでんが美味しそうでした。

整備された登山道
 
樹林帯の中を進みます

幸いにも休憩中に雨が止んだので、文三郎尾根を通るルートで赤岳山頂に向かいました。行者小屋から少し進むと樹林帯からハイマツ帯(?)に変わり、視界が一気に開ける。晴れていれば素晴らしい眺めだったでしょうね。でも、霧がかかった景色も幻想的でなかなか良かったです。

行者小屋がもう遠くに見えます

ここからは階段の連続が続き、結構な段差の階段をひたすら上って標高を稼ぎました。急斜面を登り慣れていない新人Aは、小まめに足と心臓を休めながら何とか分岐点まで行くことができました。

ここまで来たら山頂までもう少し

分岐点から山頂の方を見上げると、ゴツゴツした岩稜帯がうっすらと見えました。分岐点を進むとまもなく登山道は岩場に変わり、雨と霧で湿った岩で滑らないように慎重に進む。途中、下山するツアー登山者とすれ違う時に少し渋滞しましたが、9:38に赤岳山頂に到着。残念ながら9時頃に晴れるという天気予報は外れ、霧がお出迎え。晴れた日に必ずリベンジに来ることを誓いました。

今回の赤岳山頂は霧で視界不良。次こそは・・・。

当初は地蔵尾根を通るルートで行者小屋まで戻る予定でしたが、霧による視界不良で近くの赤岳頂上山荘も見えない状態・・・登ってきたルートを戻ることにしました。地面のコンディションはさらに滑りやすくなっていましたが、何とか無事に行者小屋まで下りることができました。行者小屋前にあるテーブルで昼食を取りながら、山にかかる霧の様子をしばし鑑賞。一瞬だけ大同心が見えたものの、カメラを構えた時にはもう雲の中に・・・刻一刻と変化する景色はいつまで眺めていても飽きません。

行者小屋で昼食タイム。この後たくさんの登山客で賑わう
 
一秒たりとも同じ景色にはならない

午後からやや強い雨が降る予報だったことを忘れていました。行者小屋から登山口までは早足で下りるよう心掛ける。途中、大きな岩を発見して立ち止まるUさんとIさん。どうやら岩登りのイメージトレーニングをしていたようです。

 
二人はしばらく同じ体勢で岩を眺めていました。首、大丈夫でしたか?

魅力的な岩にサヨナラして進むこと15分、樹林帯に入りました。雨露で濡れた木の葉と草と苔が薄明かりに照らされて、それぞれの緑色がとても綺麗でした。高山植物も好きですが、何種類もの緑が作る景色も趣があって素敵だなぁと感じました。

苔生した樹林帯。ここまで成長するのに何年かかるのでしょうね

心配していた大雨が降る前に、やまのこ荘駐車場に13:18着。日帰り温泉もみの湯でリフレッシュして、帰ろうとした頃に強い雨がザーザー降りました。間に合ってよかったです。帰りは平日にも関わらず何度か渋滞に巻き込まれ、つくばに到着したのは21時頃。今度は天気の良いときに登りたいですね。それまでに体を鍛えておかないと・・・。

コメント

  1. いつの間にか登山道が整備されている。
    歩く人が多くなったんでしょうね。

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