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7月20日(日)夜発、21(月) 三ツ峠 コウモリ沢、屏風岩 メンバー U, H, T 三名 文責 T

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三ツ峠屏風岩へのアプローチでコウモリ沢経由、屏風岩で岩トレして表登山道で下山。 三連休だが天気が良くない予報で、比較的天気が良さそうな月曜日に期待して決行。水量の多くない沢ということと、登山道と並行な沢なので緊急時には藪こぎすれば脱出可能。 前日は表登山道入口まで車で入りテント泊。 21 日朝 4 時起床、 5 時出発。達磨石を過ぎ、林道の終わりから藪漕ぎするかたちで入渓。沢というより涸れた谷の印象だが、登るにつれ水の音が聞こえ始め水量は多くないものの沢の印象が強くなる。山椒の棘が刺さり閉口した。 最初の滝で T が登れず、 U さんにロープを出していただいた。のっぺりした岩でホールドも乏しい。次のナメ滝も難しく空身で U さんが右岸をリードで登り H さんビレイ。残置ハーケンにヌンチャク掛け、ナッツ、カムで支点を取り通過。 T が登り支点回収した後、ザックをロープで引き上げる。 H さんも登り全員通過。最後 20m 滝は U さんによると右岸のクラック沿いに登れるとのこと。 U さんリード、 T がビレイ。 T もクラックを登るが、難しくて何度もテンションをかけてぶら下がってしまう。正対で登れずフリークライミングのムーブを使い、残置ロープスリングを A0 して無理やり抜けた。 H さんもクラックで苦労された様子。滝の落口へのトラバースも滑りやすく危険だったので H さんがロープを伸ばし、大きな岩にロープを回して確保支点に。 T, U さんロープ確保でトラバースして通過。そのあとは水量も少なくなり少し歩くと午前 10 時登山道に出た。沢登り 5 時間。 表登山道を山頂方向に歩いて屏風岩到着。中央カンテを H さんがリード。私は久々のマルチの練習。懸垂で降りて次のルートで T もリードをさせてもらいました。午後 3 時頃激しい夕立に襲われ撤収。 4 時には駐車場まで下山した。

7/5 第4回美ケ原トレイルラン&ウォークinながわ

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初めての50km超えのレースに参戦。本当は50-60km程度から参加したかったけど日程都合上美ケ原、それも昨年の70kmから80kmに距離が伸びているじゃありませんか。 今の実力からは、50kmくらいは走れそう、60kmくらいまでは根性でなんとか、あと20kmどうしようかなぁ、なんて誰かに話していたけど本当にこれで終わってしまうとは。 スタート時のコンディションは最悪、土砂降りスタート。どろんこで登りも下りもズルズルであちこちで転んでいる。下りもスピード出せずにタイムロスが激しいし体力も使う。25km地点の最初の関門でまさかの5時間越え!まだ後ろにもたくさん人がいたような。 そこからあわてて1000m程度の一気下り、なんとか40km地点でスタートから7時間で到着。 またふたたび長門牧場までの長い登り、体力温存で行くつもりがおもったより長くかなりの体力消耗。60km付近で11時間30分。なんだかペースが落ちてきていてこのまま行っても次の関門時間に間に合いそうもない。 今回はここで無念のリタイヤです。 雨の中を走る 走るの禁止区間 長門牧場のエイド 飲むヨーグルトと牛乳飲み放題 スタートゴール地点のブランシュたかやまスキー場

安全登山普及指導者研修会 6/27-29

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国立登山研修所に講習会へ参加してきました。 (上写真は雑穀谷の岩場、最終日の練習場) 私は登攀コースでの参加 今回の目的はリスクを見積もりそれに備えると言うことで、ロープワークに必要な基本技術を一から見直しました。 あまり基本的なロープワークについて書いても仕方ないので、今回知れた小技的な事をピックアップしてみます。(ロープワークにていては例会や県連講習会でフィードバックしたいと思います。) ■懸垂下降 ①下降器とカナビナの相性 下降器がATCの場合D環カラビナを使用していると、片方のストランド(ロープ)にだけ抵抗が掛かり、片効きが発生する。 【写真の様にカラビナのR端にロープがより易い】 その結果、気付かないウチにロープ末端がズレ、下降にロープが足りなくなりスっぽ抜けが起こるおそれがある。 ATCを使用する場合、HMSカナビナ(洋なし型)を使用するべきである。 ②懸垂下降時の仮固定 下降器から出ているブレーキストランドをS字状になるように片手で押さえる。 下降器と連結しているカナビナにブレーキストランドを通し、ミュールノットでカナビナに固定、余ったストランドをオーバーハンドノットで固定。 これはビレイ中の自己脱出時にも繋がる ■アンカー構築 ①マスターポイントのオフセット アンカーのマスターポイントからセルフビレイとセカンドの確保を段差を付けて(オフセットにする)構築すると、支点がゴチャゴチャせず確保もしやすくなる。 作ったマスターポイントは次のトップの最初の支点としても使用出来る。 ②固定分散時のロープ結び方 ダイニーマでアンカーを構築する場合は多いが、ポリエチレンは耐熱性が低く、ダイニーマをオーバーハンドノットで結んで縛ってしまうと、衝撃荷重が掛かったときに結び目内部で熱が篭もりやすい、その為ダイニーマでの固定分散時の結び方はクローブヒッチが良い。 カナビナで簡単にマスターポイント用のクローブヒッチを行う方法を教えてもらった。 (他の方がアップロードしていた国立登山研修所にて上記の方法を教えてもらっている動画になります) ■ランヤード ①パーソナルアンカーシステム(PAS:パス)の勧め 上記のダニーマの結び目には熱が篭もりやすい点があるため、ランヤードを結び目で輪を作ったダイニーマの使用は使用は控えたほうが良い。 20kNの強度があるループが連結されているPA