投稿

8月, 2013の投稿を表示しています

8月21日~8月22日 羊蹄山

イメージ
夏休みを利用して北海道にある羊蹄山に登ってきました。羊蹄山の正式名称は「後方羊蹄山(しりべしやま)」といい、その容姿から地元の人には蝦夷富士として親しまれています。日帰りすることも出来ますが、山頂からのご来光を見てみたかったこともあり、避難小屋で1泊することにしました。当日は大気の状態が不安定でいつ雨が降ってもおかしくない天気。山頂に着く頃には晴れることを期待して、倶知安コースからまずは避難小屋を目指しました。 比羅夫登山口。山頂までの標高差は1548m 登山口から2合目までは高い樹木に囲まれた緩やかな登山道を進みます。2合目を過ぎたあたりから傾斜がきつくなるとともに、心配していた雨が降り出す。4合目に着く頃には一度晴れて眼下に倶知安町を見ることが出来ましたが、すぐに次の雲がやってきて再びの雨。その後、8合目まで晴れと雨を繰り返す不安定な天気の中を登ることになりました。登山道を覆うように生えたダケカンバの背丈は標高が高くなるにつれて低くなり、気をつけないと頭をぶつけそうになります。雨で濡れた登山道とダケカンバに注意しながら進むこと4時間、ついに森林限界を抜けて9合目に到着。目の前に広がる青空と心地よい風が、これまで溜まった疲労を吹き飛ばしてくれました。 7~8合目にかけての登山道。ダケカンバのトンネルが続く   9合目。視界が一気に広がる 9合目からは頂上と避難小屋に向かう道に分かれます。重装備から早く開放されたかったので、避難小屋へと足を進めました。青空と緑の絨毯が作る美しい景色に見とれながらテクテク歩いていると、遠くからヘリコプターの音が聞こえてきました。さらに少し進むとその理由が明らかに。ヘリコプターは避難小屋を行ったり来たりしているようです。避難小屋に到着して管理人さんに話を伺ったところ、避難小屋の新築工事のための資材を搬送をしているとのこと。現在の避難小屋は雪の重みで柱が傾いてきたため、残念ながら今年で役目を終えるようです。建て替え前に泊まれて良かった! 避難小屋へと続く道。緑が美しい   避難小屋とヘリコプター。晴れの合間にせっせと資材を運んでいた まだ日没まで時間があったので、お鉢巡りをしながら山頂に向かうことにしました。気さくな管理人さんに見送られ、真狩ピークを目指します。羊蹄山には日帰りで登ったことはありましたが、お鉢巡りは初めて。真狩ピークに到着

2013年8月12日〜16日 剱岳・八ッ峰縦走

イメージ
8月11日(日)  19時につくばを出発、途中食事して佐野藤岡ICから北関東自動車道・長野道・北陸道経由で立山IC でおり25時に立山駅駐車場に到着 8月12日(月)  6時からケーブルカーが動くと思い、5:30から切符売り場に並びましたが、始発は6:40でした。  乗客が多いため直通臨時バスに乗り込んで一路、室堂へ。  本日の行程は、室堂~雷鳥沢~剱御前~剱沢~真砂沢TS  地獄谷はガスの影響で迂回を強いられて雷鳥沢へ。  今年は例年より残雪が多かった。真砂沢TSに14:00到着 剱沢小屋からの剱岳 8月13日(火)  4時にテン場を出発し、長次郎雪渓を登ったが雪が多いため途中でトラバースすることなく「二番目のルンゼ」に取り付く。 八ツ峰への登り 1・2峰のコルの出るまでが本日の核心と言っていいほど、ちょっと大変でした。  3級程度の岩稜帯ですが、ザイルは使わずに登りました。 1・2のコルから立山、槍ヶ岳も見える できれば8峰まで行きたかったので、1峰はパスして2峰をめざした。 2峰から1峰をのぞむ   主に長次郎雪渓側を巻きながら登り、下りはすべて懸垂下降でした。  4峰の下りだけ50mロープを2本使って一気に三の窓雪渓側におりた。  5峰は取り付きがわかりにくかったが、5峰まで行きました。 5峰から4峰をのぞむ   時間の余裕がないので、5・6のコルから下山を決めて5・6のコルで大休憩。  6峰の取り付きを確認する。 6峰の登り 8月14日(水)  同じく4時にテン場を出発して、昨日同様単調な雪渓を登り5・6のコルに到着。 これから行く峰々 上半部の登りが始めるが、下半部よりアップダウンが激しくて、8峰の取り付きを探すが、易しいルートが見当たらないのでザイルを付けて登る。 8峰に取り付く前のパーティー 最後の総仕上げに、八ッ峰の頭を登る。  八ツ峰の頭からの峰々は見事で、右に『長次郎雪渓』左に『三の窓雪渓』、チンネ、クレオパトラニードルと絶景でした。  縦走中、ずっと『仙人池ヒュッテ』が見えていました。  急傾斜の右俣を緊張しながら下り、18:00過ぎにテン場に戻った。 8月15日(木)  往路を引き返して剱御前までの登り、雷鳥沢からミクリガ池温泉への登りが疲れた体にはきつかった。  温泉に入ったが、いつも見える剱岳は雲の中でした。  好天に恵まれた山行でした

8月5日 赤岳 

イメージ
夏山の涼しい風を求めてUさん、Iさん、新人Aで赤岳に登ってきました。この日の八ヶ岳周辺は午後からやや強い雨が降る予報だったので、雨天時のトレーニングも兼ねての山行です。普段よりもやや速いペースで登ることを心掛けたのですが、予想通り心臓がついて行かず…日頃のトレーニングがいかに大切であるかを実感しました。 <山行記録> 8/4 つくば(20:00)→やまのこ村駐車場(8/5 0時過ぎ) 8/5 やまのこ村(5:45)→(7:39)行者小屋(7:58)→(9:38)赤岳山頂(10:03)→(11:02)行者小屋(11:48)→(13:18)やまのこ村駐車場 前日の夜につくばを出発し、やまのこ村駐車場で一泊。5時頃に起きて支度を始める。空はどんよりと曇っていましたが9時頃に晴れるという天気予報に期待を込め、八ヶ岳登山口に向かいました。  赤岳に向けて出発 よく整備された登山道を進み、まずは行者小屋を目指します。始めのうちはそれほど傾斜がきつくなかったせいか、森林浴に来たような気分に。行者小屋まであと1時間くらいのところで雨が降り出したので、雨具を装着。この時間帯の雨が山行中で一番強かった気がしますが、歩いていると意外に気になりませんでした。行者小屋に到着した時もやや強めの雨が降っていたので、雨宿りも兼ねて少し休憩・・・おでんが美味しそうでした。 整備された登山道   樹林帯の中を進みます 幸いにも休憩中に雨が止んだので、文三郎尾根を通るルートで赤岳山頂に向かいました。行者小屋から少し進むと樹林帯からハイマツ帯(?)に変わり、視界が一気に開ける。晴れていれば素晴らしい眺めだったでしょうね。でも、霧がかかった景色も幻想的でなかなか良かったです。 行者小屋がもう遠くに見えます ここからは階段の連続が続き、結構な段差の階段をひたすら上って標高を稼ぎました。急斜面を登り慣れていない新人Aは、小まめに足と心臓を休めながら何とか分岐点まで行くことができました。 ここまで来たら山頂までもう少し 分岐点から山頂の方を見上げると、ゴツゴツした岩稜帯がうっすらと見えました。分岐点を進むとまもなく登山道は岩場に変わり、雨と霧で湿った岩で滑らないように慎重に進む。途中、下山するツアー登山者とすれ違う時に少し渋滞しましたが、9:38に赤岳山頂に到着。残念ながら9時頃に晴れるという天気予報は外れ、霧が

爺ヶ岳~針ノ木岳

イメージ
8月11日 19:40ころつくばを出発。扇沢についたのは確か12時過ぎころ(?)。なんとか駐車スペースを見つけて車中泊。 8月12日 6 : 09  駐車場出発 6 : 22  柏原新道 登山口  天幕の下で長野県警の人が登山者に山行計画書を書かせていた。持ってきた計画書を提出し、水分をこまめに補給してください等、二三、注意をうけた。樹林帯の登山道、暑くて汗が滝のように出た。 天気が良くていい感じ。長々と運転してきたかいがあったと思った。 稜線が近づいて空が見えると元気が出てくる。 10 : 24  種池山荘に到着。さっそく テントの受付。テン場は混むので隅からつめてテントを張るように、石は使わず、ペグを使うように言われた。まさかペグ持ってきてないとは言えない。   11 : 00   テントを張った。テン場のテントはどれもペグを使用。ペグは持ってない。もちろん落ちているはずもない。数少ない石を集めて使った。 11 : 10  シュラフなどを置いて、爺ヶ岳に出発。 12 : 40  爺ヶ岳山頂 劔岳がよく見える 爺ヶ岳、かな またまた劔岳 13 : 20  種池山荘に戻って来た。しばらくベンチで休憩。テントに戻って昼寝。 15 時か 16 時ごろ、ジョッキで生ビールを飲む人たちを横目で見ながら、氷結チューハイを買って飲んだ。水を1L買った( 150 円)。 山は一人で来てもやっぱり山だ。長々と運転して来たかいがあったと思ったけれど、一人は暇だ。 16 : 45 氷結チューハイで元気が出たので、ガスでお湯をわかして食事の準備をした。怖いのでガスだけテントの前に出し、自分はテントの入り口内側に座って作業。お湯が沸いたのを見て、小さく感動した。寒くなってきていたので、食事はテント内で。防寒具を忘れたので、 18 時過ぎには早々とシュラフにもぐった。テン場は狭く、テント同士が近いので賑やか。ちょっとうるさい。けれどちょっと面白い。 8/13  3 : 30  起床。 寒いのでテント内でガスで湯を沸かして食事。 5 : 20  出発 新越山荘の前で 鳴沢岳手前の岩稜帯 鳴沢岳の山頂の手前にちょっとした岩稜帯があった。背負った荷物が重くてしんどい。どこかの親切な山だと鎖があったりしそうな岩場だけれど、ここでは鎖等はない。 スバリ岳を振り返ってみたところ(だと思う