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5/29-30 北八ヶ岳 にゅう・天狗岳

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 今年の無雪季縦走の第一弾として,北八ヶ岳を幕営縦走した.参加者はihakenさん,mihoさん,NさんとTomoの4人.残雪が気になるため各自アイゼンと補助ロープを用意したが,樹林帯に少し残っている程度で結局使わなかった. 5/29(土) くもり時々はれ     8時半に稲子湯を出発し,シャクナゲ尾根を登る.その名の通り,シャクナゲに囲まれた登山道だが,残念ながら花はまだ.樹林帯を3時間登り,「にゅう」へ.雲の切れ間から天狗岳が姿をみせた.14時前には黒百合ヒュッテに到着.テン場は一人1000円(学生割引700円)とやや高いが,バイオトイレでなんと便座ヒーター付!水場はないので,小屋でもらう.スペースは20張でいっぱいといったところか.夕食にキムチ鍋を作った.晩から雨が降りはじめた. 8:35 稲子湯-11:15 2150m付近の分岐-12:05 にゅう(30分休憩)-13:45 黒百合ヒュッテ 5/30(日) くもり後はれ  4時起床6時出発.雨は朝には止んだ.黒百合ヒュッテから,天狗の裏庭と呼ばれる池のあるところを歩いて,東天狗岳へ.原生林と岩の良い景色だ.やはり木のある山はいいものだな.天狗岳の山頂からは硫黄岳から赤岳・阿弥陀岳のほか北・南アルプスまで見渡せた.南八ヶ岳はまだ雪が残っているようで,横岳を縦走するのは難しそうだ.根石岳から振り返る天狗岳は,ハイマツの緑,雪の白と空の青が美しかった. 天狗岳山頂からの,硫黄岳,赤岳,阿弥陀岳.背景に南アルプス. 天狗岳 夏沢峠まで来たところで硫黄岳に雲がかかり始めたので,そのまま下山することにした.途中のしらびそ小屋は池のそばの雰囲気のいいところだ.雪の季節に泊まりに来たいな.13時に稲子湯に下山.すぐお風呂へ(600円).19時につくばに到着. 6:00 黒百合ヒュッテ-7:35 東天狗岳-9:00 ヒュッテ夏沢-11:25 しらびそ小屋-12:55 稲子湯

5月29日 谷川岳 衝立岩 中央稜

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5月29日に衝立岩中央稜へ出かけました。 メンバーは、SHと会員外のOさんとの二人。SHにとっては初めての一の倉です。 金曜日の夜出発で仮眠をとって、出合まで車で移動。 HPの情報では、5/29から開通との話だったにですが、どうやら1週間前に開通していたようです。 出合駐車場を5:10出発 雪渓をそのまま登るのでテールリッジには30分ほどで到着。 そこから取り付けまでテールリッジを登っていく。 衝立岩を眺めながら登っていくと晴れ間が見え始めてきました。 取り付きについて準備して登りはじめたのが6:30 もう先行パーティが2組登っていました。 1P目はOさんからリードしてもらいました。 Oさん快適に登っていきます。階段状で意外と楽に登れます。 2P目はSHとこれから交互にリードを行いました。 2P目は一旦南稜側に回り込んで登る。岩がぬれている箇所はすべりやすくなっているので注意して登ります。 3P目はまた右側に回りこんで登ります。これが普通に見れば直登できそうなルート。Oさんも前回は間違えて直登したそうです。登れないところではないがかなりつらかったらしいです。 こんなのを『クライマーほいほい』とでも言うのでしょうか。 3P目も無事に終わり、いよいよ4P目の中央稜の核心です。 順番からしてSHがリードです。先行パーティが少し短めにピッチを切って上っていくので少しまってスタートしました。 最初のフェースは岩も硬いので問題なく通過、上部のチムニーがすこしかぶり気味です。チムニーがぬれていたため足のフリクションの効きが悪く苦戦しました。 その後も5P、6Pと順調にこなしていきました。 8P目で終了で10:00 意外と順調なペースで登りました。最後の1Pのところで先行パーティが懸垂下降で降りてきたのでしばらく待っていたら、そのパーティの懸垂下降のロープを抜いたときに落石、上部の岩はかなりガレていて注意が必要です。その後最後のピッチを登って終了点で11:00 ここで後続パーティが登ってこないので(6P登ったら降りてしまったらしい)中央稜をそのまま降ろうと決めました。 11:30から懸垂下降で降り始めたら、ピナクルあたりで懸垂下降渋滞。どうもまだ登ってくるパーティがいたようです。思いのほか時間がかかった下降でテールリッジ取り付きで15:00になってしまいました。 テールリ

5月15日 三ツ峠

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5:00 集合・出発 今回の岩トレ場所は。三ツ峠。 富士山が綺麗に見える穴場スポットとしてTVで紹介されているのを見たことがある。富士山を見ながら岩トレかぁ~楽しそう。そう、私はこれからどんな恐怖体験が待ち受けているかを知らなかったのです。富士山どころではありませんでした。 中央道河口湖ICを降りて御坂みちを進みます。登山口の駐車場にはすでにたくさんの車が停まっていました。 支度を整え登山開始です。駐車場から三ツ峠の岩場までは徒歩1時間程。程よい勾配で樹林帯の山歩きも楽しめます。 ん? I くんの足元はサンダル。さすがタフガイ!! 三ツ峠山荘 着 右手には長い長い裾野を従えた富士山。残雪の富士。これまた格別にかっこいい!! 左手には垂直に切り立った黒々とした岩壁が見えます。岩壁?マジ?これが今日の岩トレ場所?! 「まさか~あんなところ登らないわよ」・・・誰がそう言って~ 長い階段を下りきると岩壁の基部に着きます。首が痛くなるほどの角度。高さ。すでにすくんでます。私。 本日は総勢12名(ITさん、Yさん、Hさん、Nさん、Jさん、Oさん、Nさん、Iさん、Iくん、Sさん、Oさん、私K)。3人ずつ4パーティーに分かれます。私はHさん・Nさんと同じ組です。まずはウォーミングアップで1ピッチを登り懸垂下降で降ります。実は私、岩トレは2度目。本チャンは初めてです。外岩の感覚をすっかり忘れてしまっていて、岩に何度も張り付いてしまいました。 「マルチ行っちゃう?」Hさんのその言葉の意味が私には分かりませんでしたが、すでにITさん・I くん・Oさんチームが登っているという情報を聞いて私たちも向かうことに。 そう、これが恐怖の始まりです。 私たちがチャレンジするのは通称「亀ルート」。 Hさんがリードでダブルロープで登拳開始です。 1ピッチ目。2m程の岩壁を登り切れば、立って歩けんるんじゃない?と思われるほどのなだらかな岩。右に少し登ってそこで1ピッチ目が終わりです。なーんだ。いけるいける。 2ピッチ目。1ピッチ目の終了点から行く先を見上げると、さっきと様子が全然違います。垂直に立ちはだかる岩。岩からは水が染み出ていて、ジメ~っとしています。これ絶対に滑る。私に繋がっているのは赤いロープ。「赤、行きまーす」の掛け声で自ら気合いを入れます。ツルツル滑る岩の中でも何とかホールドのいい場所を探し

大峯奥駆4/30-5/5

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 奈良県の大峰山脈を6日かけて縦走した.これは大峯奥駆道といって修験道の巡礼の道であり,世界文化遺産に指定されている.幕営装備と6日分の食糧なんて背負えるのかと思ったが,意外に少ない18キロ.後半は暑くて辛かったが,計90kmを踏破することができた. 4/30 晴れ 吉野山-二蔵宿小屋    初日はゆっくりと,11:30に吉野駅を降り,奥千本の金峯神社まで1時間半車道を登る.そこから3時間で今日の宿泊地の二蔵宿小屋に到着.この小屋は無人の避難小屋であるが,ダルマストーブを備えた居心地のよいところだ.奥駆道には,このような避難小屋が随所にあって心強い.なお,今後「~宿」という名前がよく出てくるが,これは宿屋ではなく,「~しゅく」と読み,行場を意味する.神様が宿るということらしい. 11:30吉野駅-13:15金峯神社-16:00二蔵宿小屋 5/1  晴れ  二蔵宿小屋-弥山  5時に出発.気温は5℃くらいか.稜線では肌寒いくらいだが,それゆえサクサクと進む.五番関には「女人結界門」がある.そう,この先の山上ヶ岳(大峯山寺と宿坊がある)は今日でも女人禁制なのだ.山上ヶ岳(1719m)に9時前に到着.この先も順調に進む.大普賢岳(1780m)から七曜岳までちょっとしたクサリ場があり,距離の割には時間がかかる.前半の核心部と言えそうだ.宿泊予定の行者還小屋に着いたのは13時半.すでに8時間半歩いているが,この先の道はよく知っているので進むことにした.次の幕営可能な場所は弥山(みせん)の山頂,行者還小屋から3時間の道のりだ.最後に弥山まで高度差300mの登りがあるのだが,これが11時間行動した身にはきつかった.やたらと腹が減って,貴重な行動食を浪費した.何回も休憩し,弥山小屋のテン場に17時に到着した.標高が1900m近くあるので寒い.冬用下着とダウンジャケットを着込む.テントの中で炊事をして早々と寝る.12時間行動は疲れる. 5:05二蔵宿小屋-8:30大峯山寺-10:40大普賢岳-13:20行者還小屋 -17:05弥山小屋 女人結界門 5/2  晴れ  弥山-釈迦ヶ岳中腹の千丈平  寝過ごして6時起床.結構寒い.水滴が凍っていた.7時出発.今日は近畿最高峰の八経ヶ岳(1915m)を越えて釈迦ヶ岳(1800m)までの縦走だ.原生林の中をゆく,この縦走のなかで最もすばらしい行

県連岩登り訓練 御岩山 (日立) 2010/05/08

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茨城労山企画、岩登り訓練に参加してきました。 参加メンバーは、Y,O,I,S,Hと新規入会Oさんの5名です。 ラリグラスも新人が入ってきているので 今回は、ビレーと懸垂下降の練習を中心に行いました。 午後は、カムを使ってみたり、 リード、セカンドの流れをやってみたり一日としては有意義な練習となりました。

岩手山2010/05/02-04

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また(笑)岩手山に登ってきました.今年のゴールデンウィーク唯一の登山になりそうです.日帰りでも登れる山ですが,欲張って2泊してきました.初日と二日目は強風でした.山頂へ二度行ったときも,風が悩ましくて長居できませんでした.また,二日目の昼過ぎから三日目の早朝にかけて濃いガスが出ました. 六合目から七合目への登り.このときはよく晴れていました. 山頂の岩についたえびの尻尾の集合体です.向こうに見えるのは八幡平. 樹氷です.全身えびの尻尾です. 二日目の日の出です.せっかく風を我慢して登ったのに平凡な日の出でした.

5月1日~3日 小蓮華尾根~白馬岳

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IT,IJ,H,N,IHの5名で小蓮華尾根経由で小蓮華山・白馬岳に行ってきました。 集合は渋滞を避けるために前日30日の夜10時すぎ。H号で一路猿倉に向けてGO! さすがに平日夜ということもあり、みなうとうと、、、。交代で運転しながら3時過ぎには到着。2時間ほど車で仮眠をとって準備・出発! 6時に猿倉を出て1時間ほどして白馬尻(埋もれているのか何も見えなかったが)手前で小蓮華尾根に入る。1時間ほど登ったところで尾根に出る(標高1700m)。と、そこでテントを張るには格好の場所を発見!初日はなんと2時間の行程で終了(午前8時!!)。まぁ、みんな寝不足ということで(^^) それから2時間ほどかけてテント場とトイレを設営!今回もなかなか立派なものができた(^^)v出入り口に木の枝が伸びてきてしまったのがいただけなかったが、、、。 11時にはテントに入り、あとは「まだ12時だねぇ」「あれっまだ1時!?」「まだ2時だよ」「それでも3時か」「4時か、、、お米の準備する?」「5時、夕飯にするか」「6時、まだ明るいんだねぇ」と、まったりとした午後を過ごしました。途中、睡眠不足で居眠りをしてしまう仲間に「寝てはいけない!夜眠れなくなるぞ!!」と声をかけあいながら、交代で居眠りしていました。結局時間をもてあまして暗くなる前に就寝。夜中すごい強風にテントは揺らされっぱなし。高く築いた壁に守られているのを感じつつ、いつ倒れてはこないかと少しひやひやの夜でした。 2日目は4時過ぎになんとなく目覚めて起床。晴天!ゆっくり朝食。のんびり準備。7時前に出発! 夜中あれほど吹いていた風もうそのようにおさまり、雲ひとつないような空の下を快適に登ります。ザイルにハーネス・ヘルメットと準備してきたものの、特に難しい場所もなく、「簡単だからネット上に情報がないのか」「このまま稜線に出てしまうのでは」と楽勝ムードがただよってきた11時ごろ、突然岩稜が現れて・・。 越えようとするが岩があまりにもろく、、、ザイルを出して岩稜の急な右側を迂回しようとするも気温の上昇で雪が次々に崩れてしまい危険。結局、岩稜を登ることに。ガレガレでホールドも少なく、支点もスタートの1ヶ所しかとれないところを、ITさんがトップでなんとか切り開いてくれて、1時間ほどかけてなんとかクリア。その後も急登が続き、後半はなかなか登り甲斐のある展開